類似ジャンル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 20:02 UTC 版)
ナンセンスとファンタジーとは、ときには互いに似通う場合もあるが、しかし両者ははっきりと区別される。ファンタジーに登場するような奇妙な生物、不思議な世界観、魔法、人語を喋る動物といったものは、それがなぜその作品世界に存在するかが論理的に説明される限りでは、ナンセンスなものとはならない。その点でファンタジーにはナンセンスにはない一貫性と統一性が存在する 。ファンタジーの世界では、現実にはありえないようなものが登場してもすべてが論理に従っているのであり、一方ナンセンスの世界では論理の法則が無視され、せいぜい我々の理解を超えた、なにか不可解なものが存在するのだということがほのめかされるに留まる。典型的な例が魔法・魔術である。ファンタジー作品においては、魔術はある不思議な現象を、それが作品の中でなぜ起こるのかを論理的に説明できるものとして採用される。一方ナンセンス文学においては、そもそも魔法が現れること自体が稀であるが、それが現れる場合でもなにか不可解な出来事に説明を与えるためではなく、むしろナンセンスな色合いを添えるために用いられる。 なぞなぞは、その答えがまだ見つからないうちはナンセンスであるかのように見える。ナンセンスななぞなぞとして有名なものの大多数は、もともとその答えが存在しないがゆえにナンセンスなものと見なされている 。『不思議の国のアリス』では、「大カラスと書きもの机が似ているのはなぜか?」というなぞなぞが登場する。アリスが答えがわからず降参すると、謎をかけた帽子屋自身が自分も答えを知らないのだと言い、もともと答えのない、ナンセンスななぞなぞであったということになる。 シュルレアリスムとナンセンスとは場合によっては互いに近づくこともあるが、しかしシュルレアリスムが偶然性を理性から解放し、日常経験の転倒を図ろうとする芸術であるのに対して、ナンセンスはあくまでも理性によって周到にコントロールされる点に違いがあると考えられる。
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類似ジャンル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 09:32 UTC 版)
膨体(ぼうたい)ないし膨腹(ぼうふく)は、体または腹部を膨らませることに対するフェティシズム。この場合は妊娠に限定されず、水や気体、触手などの軟体類を含めた固形物、極端に巨大な陰茎の挿入などによって胃や腸、子宮、膣、腹部全体が膨張している状態も含まれる。なお、挿入物が後者の場合は、極端な拡張プレイなどを内包している場合が多い(フィストファック、スカルファック、触手責めを含む)。海外では、body inflationと呼ばれ、1ジャンルとして確立している。 風船腹(ふうせんばら)ないし風船娘(ふうせんむすめ)は完全なファンタジーとして女性を風船のように膨らます嗜好。外見上は膨体(ぼうたい)、膨腹(ぼうふく)に酷似しているが、宙に浮いたり破裂したりと人間離れしたシチュエーションも含まれる。 なお、各ジャンルの境界はあいまいなこともある。
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