随念寺下常福院時代とは? わかりやすく解説

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随念寺下常福院時代(1912-1923)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 08:39 UTC 版)

岡崎市立中央図書館」の記事における「随念寺下常福院時代(1912-1923)」の解説

国民教育普及完全をはからんとせば、学校教育のみに依頼して、之を望むべからず。更に他の社会的教育設備補充あるを要す而して図書館如きは、その中に於ける最も肝要にして、欠くべからざるものなり本町にありては、すでに十年以来、之が設立希望して止まざりしが、今や熟し、ついにここに町立としてその開設を見るに至れり、けだし、本町教育事業に於ける進歩というべし。(後略) — 開館記念式典における千賀又市岡崎町長の式辞 三河地方岡崎徳川家康生誕地であり、江戸時代には岡崎城城下町東海道宿場町として発展した歴史を持つ。1899年明治32年)には図書館令公布され全国的に図書館増加していった。1912年明治45年3月岡崎町町会公立図書館開設議決され6月29日図書館設置の許可下りると、7月21日には門前町にある随念寺の法殿にて岡崎町立通俗図書館開館が行われ、8月5日開館した8月1日閲覧室開放開始するはずだったが、前々日7月30日明治天皇死去公表されたことで、8月1日から4日までは休館扱いとしていた。福岡柳川出身岡崎町高等女学校(現・愛知県立岡崎北高等学校校長務めていた千蔵尚初代館長務めた校長館長兼任していた千蔵に代わって、実質的な運営担ったのは初代書記八木開である。八木大樹寺小学校(現・岡崎市立大樹寺小学校)で訓導校長務めていた。 随念寺階段下りた場所にある常福院を仮館舎とし、約50坪ほどの常福院建物の中で、仏間庫裏一部除いた部分図書館あてがわれた。かつて額田郡第一小学岡崎学校(現・岡崎市立梅園小学校)や岡崎町高等女学校設置されるなど、随念寺岡崎町文教中心だった。図書館の定義にもよるが、愛知県内では1897年明治30年)の津島高等小学校図書館(現・津島市立図書館)、または1907年明治40年)の岩瀬文庫西尾町私立)と私立半田図書館半田町)の開館がもっと早く後者採用した場合岡崎町立通俗図書館愛知県9番目の図書館だった。 開館時蔵書数は2,060部・6,232冊であり、その大部分小柳津要人千賀千太郎などの個人や、岡崎町教育会からの寄贈よるものである。1912年度開館日数は219日であり、経常費436円だった。閲覧人数は1,509人であり、1日平均6人程度だった。1915年大正4年時点では3,857部9,612冊の蔵書有しており、1921年大正10年時点では14,933冊の蔵書有していた。 1916年大正5年7月1日には、岡崎町愛知県3番目・全国67番目に市制施行して岡崎市となった。これにより岡崎町立通俗図書館岡崎市立図書館改称している。1919年大正8年)には館長千蔵静岡県立志太高女学校(現・静岡県藤枝西高校)に転任したため、岡崎代表する文化人だった岡田撫琴愛知県立第二中学校(現・愛知県立岡崎高校教諭務めた柴田顕正館長推薦し1919年大正8年)には柴田第2代館長市立図書館としては初代館長)に就任した

※この「随念寺下常福院時代(1912-1923)」の解説は、「岡崎市立中央図書館」の解説の一部です。
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