闡教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 03:36 UTC 版)
「封神演義の登場人物一覧」の記事における「闡教」の解説
元始天尊(げんしてんそん) 闡教の教主。玉虚宮に住む。 老子(ろうし) 元始天尊と通天教主の兄弟子。玄都に住む。 雲中子(うんちゅうし) 終南山・玉柱洞。妲己が千年狐狸精であることに気づき、松の剣を紂王に献上して彼女を祓おうとする。剣が焼かれて失敗すると、杜元銑の壁に下山の証となる詩を記して去った。後に雷震子を弟子とした。 南極仙翁(なんきょくせんおう) 闡教の仙人。申公豹が己の頭を切って飛ばし、姜子牙を惑わして封神榜を焼かせようとしていることに気づくと、白鶴童子に命じて申公豹の頭を海に捨てさせようとした。 燃灯道人(ねんとうどうじん) 霊鷲山・元覚洞。哪吒が李靖を殺そうとした際、これを和解させ、李靖に玲瓏塔を与えて弟子にした。十天君が十絶陣を開いたときに崑崙十二大師と共に下山し、姜子牙から官印を受け取ってまとめ役を務めた。 崑崙十二大師(こんろんじゅうにたいし) 元始天尊の十二人の弟子で殺戒を受け、姜子牙に助力する。原典では、崑崙十二大師は本来、観音菩薩や文殊・普賢菩薩といった高位の神仏と同一とされている。 殺戒とは「殺生を行わなければならない」という避けられぬ宿命的な罰を指すが、安能版では「仙人が千五百年に一度殺人をしたくなる欲求」を指すとされている。広成子(こうせいし) 九仙山・桃源洞 赤精子(せきせいし) 太華山・雲霄洞 黄竜真人(こうりゅうしんじん) 二仙山・麻枯洞 太乙真人(たいいつしんじん) 乾元山・金光洞 玉鼎真人(ぎょくていしんじん) 玉泉山・金霞洞 霊宝大法師(れいほうだいほうし) 崆峒山(こうとうさん)・元陽洞 道行天尊(どうこうてんそん) 金庭山・玉屋洞 清虚道徳真君(せいきょどうとくしんくん) 青峰山・紫陽洞 懼留孫(くりゅうそん) 夾竜山・飛雲洞 文殊広法天尊(もんじゅこうほうてんそん) 五竜山・雲霓洞 慈航道人(じこうどうじん) 普陀山・落伽洞 普賢真人(ふげんしんじん) 九功山・白鶴洞 李哪吒(り なた) 李靖の第三子。少年ながら凄まじい働きを見せる。元は金光洞の霊珠で、太乙真人の弟子。東海龍王の子を殺した罪を償うために自害したが、後に蓮華精として蘇り、姜子牙を援けた。後に三面八臂の姿を得る。 安能版では「ナタク」と読まれているが、本来吒という文字に「タク」という読み方は存在しない。(しかし、日本のサブカルチャーでは安能版の読みがある程度定着しており、ガンダムナタクなどの例がある。) 李靖(り せい) 哪吒の父。燃灯道人の弟子。 楊戩(よう せん) 変化の術の達人で、哮天犬という名の犬を隠し持っている。玉鼎真人の弟子であり、清源妙道真君という仙号を持つ。 安能版では「ヨウゼン」と読まれているが、戩という文字に「ゼン」という読み方は存在しない。 土行孫(ど こうそん) 懼留孫の弟子。背が低く、地下を進む「地行術」を使える。申公豹に唆されて商軍に加わったが、後に鄧嬋(蝉)玉と結ばれて帰順した。張奎の地行術を封じるのに必要な指地成鋼符を手に入れるために、飛雲洞に向かうが、途中の猛獣崖で待ち伏せしていた張奎に殺される。 韋護(い ご) 道行天尊の弟子。 竜吉公主(りゅうきつこうしゅ) 昊天上帝と瑶池金母の娘。天界で犯した罪により下界に落とされていたが、羅宣と劉環が西岐城を焼いた際に、周を援けるために下山した。後に月合仙翁の導きによって洪錦と夫婦になる。万仙陣で夫と共に没した。 白鶴童子(はっかくどうじ) 南極仙翁の弟子。元始天尊に、「その童、十二仙よりも強いかもしれぬぞ」と評されるほどの腕の持ち主。度々白鶴の姿になっては戦いの支援、連絡係となった。
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