長編映画版の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 23:54 UTC 版)
「THE NEXT GENERATION -パトレイバー-」の記事における「長編映画版の登場人物」の解説
灰原 零(はいばら れい) 演:森カンナ 陸上自衛官。階級は二尉。陸上自衛隊富士教導団航空教導隊第1飛行班所属。天才的な操縦技術を持ち、女性自衛官として初めて戦闘ヘリ操縦資格を取得し、汎用光学迷彩システム(MOCS)を備えた、陸上自衛隊の最新鋭ステルス戦闘ヘリAH-88J2改“グレイゴースト”のテストパイロットに選出されていた。戦闘ヘリは二人乗りで、通常は操縦と攻撃を分担するが、小説版によれば灰原は一人で両方をこなすため、相棒は単に「乗っているだけ」であったという。東富士演習場で行われた評価試験終了後に、“グレイゴースト”を強奪して忽然と姿を消す。その素性には謎が多い。バスケットボールに異常な執着を見せる。彼女が使っているバスケットボールには'Ash'と書かれている。 グレイゴーストで、レインボーブリッジ、防衛省(小説版)、特車二課、東京都庁、新宿副都心、六本木ヒルズ、警視庁本部を攻撃・蹂躙し、必要とあらば、自衛隊にも攻撃を加える。 自衛隊の記録には彼女の情報が一切残っておらず、警視庁公安部が入手した資料でも顔写真があるべき箇所に「NO FILE」と記されている。公安部の調査によると、学生時代の同級生は口を揃えて「いつも笑っていた」ということ以外は「よく覚えていない」と語っているらしい。終盤で、自衛隊に残していった唯一の私物である写真が「13歳で病死した灰原零」の墓を写したものであることが明らかになったが、彼女自身の素性(本名や「病死した灰原」との関係など)は最後まで不明。 1999年に企画が起こされ、本シリーズの草案となった「PATLABOR LIVE ACTION MOVIE」の段階では灰原 貴(はいばら たかし)であり、男性だった。 小野寺 演:吉田鋼太郎 陸上自衛官。階級は一佐。テロの首謀者。11年前に「幻のクーデター」を演出した柘植行人に心酔しているシンパである。「他国の戦争の上に成り立つ平和の上で惰眠を貪り、あまつさえ利益を上げている日本に現実を示す」という柘植の志を継いだ小野寺は、柘植の教え子たちと共に、自衛隊から“グレイゴースト”を強奪。「北斗航機」というダミー会社を設立し、それを隠れ蓑として新たなテロ計画を立案・実行する。小説版やディレクターズカット版では、小野寺率いる蹶起部隊のスポンサーがアメリカであることが示唆されている。 南雲 しのぶ(なぐも しのぶ) 演:渋谷亜希 声:榊原良子 元特車二課 第一小隊隊長。クーデター事件の後、国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)のスタッフとして紛争地帯を転々としている(詳細は機動警察パトレイバーの登場人物#特車二課 第一小隊の南雲 しのぶ(なぐも しのぶ)の項目を参照)。シリーズ最終話にもシルエットで1シーンのみ登場している(ディレクターズカット版では登場シーンなし)。 渋谷が役を演じるが顔は見えないように写されており、声はアニメと同様に榊原の声でアフレコされている。
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