部落解放同盟からの抗議、絶版とは? わかりやすく解説

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部落解放同盟からの抗議、絶版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 14:49 UTC 版)

血だるま剣法/おのれらに告ぐ」の記事における「部落解放同盟からの抗議、絶版」の解説

1962年8月部落解放同盟大阪府連から「差別偏見助長する」として日の丸文庫『血だるま剣法』対す抗議寄せられた。 糾弾会呼び出され日の丸文庫社長山田秀二が「文句があるならそっちから来るのが筋」と返答したところ、部落解放同盟大阪府連の同盟員ら5名が棍棒などを手に取りトラック荷台乗って日の丸文庫本社押しかけてきた。これに驚いた山田平田呼び出し当時大阪府連の指導者だった松田喜一自宅へ、日の丸文庫専務交えた3人で出向くことになった当時平田極貧生活を送っていたため、自宅奈良県天理市から大阪府浪速区までの電車賃が出せず、隣家主婦借金して日の丸文庫出向いたという。 合計3回糾弾会経て部落解放同盟要求により日の丸文庫本作回収廃棄絶版処分とし、以降2004年になるまでどこの出版社からも復刊されることはなかった。部落解放同盟監修付けて改作版を出す企画もあったが、改作版担当した解放新聞主筆土方鐵による原作使い物にならず、土方劇画蔑視していたこともあり、山田土方不採用分の原作料を払った後、話はそれきりになった紳士的だった松田とは対照的に糾弾会同席した他の5 - 6人の部落解放同盟員は柄が悪く、「ヤクザのように見えた」とも平田語っている。 表向きには完全に処分されたと思われ『血だるま剣法』だったが、実際に回収廃棄処分徹底して行われてはいなかったようで、日の丸文庫倉庫大量に保管されていたという。同社入社した山松ゆうきち山上たつひこがそれを発見しており、山上いたって自作にて『血だるま剣法』パロディ行っている。また、売れ残り品が古本屋露店ひそかに売られていた可能性もあるという。 桜井昌一著書『ぼくは劇画仕掛人だった』には、本作同盟員目の前で焼却処分にしたとの記載があるが、平田は「回収一部だけで、焼いた事実はない」と語っている。

※この「部落解放同盟からの抗議、絶版」の解説は、「血だるま剣法/おのれらに告ぐ」の解説の一部です。
「部落解放同盟からの抗議、絶版」を含む「血だるま剣法/おのれらに告ぐ」の記事については、「血だるま剣法/おのれらに告ぐ」の概要を参照ください。

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