部落差別問題解決への尽力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:15 UTC 版)
「二階俊博」の記事における「部落差別問題解決への尽力」の解説
御坊中学校在学時、外郭団体の主催する弁論大会のメンバーに選ばれ、部落差別問題を主題にした島崎藤村の社会小説『破戒』を引用して人権問題について演説したことがある。 二階は部落差別の法規制を検討している。2015年11月16日、東京平河町のホテルで「人権課題解決に向けた和歌山県集会」と銘打った人権フォーラムが開かれた。約400人が参加した。実行委員長として挨拶に立った二階は、法規制について「結婚、就職問題で現に苦しんでおられる人が存在するのであればもう済んだ、終わったとか無責任な言葉で解決できる問題ではないと思っている」と話した。部落差別解消推進法の成立後、衆議院議員門博文や自民党和歌山県議らを引き連れ、数十年にわたり親しくしてきた間柄であり長年にわたり同法の必要性を訴えてきた部落解放同盟和歌山県連合会元執行委員長中澤敏浩(故人)の自宅を訪れ、中澤の仏壇に手を合わせて同法の成立を報告した。 2020年6月15日、自民党政務調査会のもとに設置されている差別問題に関する特命委員会(委員長:平沢勝栄)と部落問題に関する小委員会(委員長:山口壯)との合同会議が衆議院第一議員会館で開かれた際には、自身の生い立ちも交えて部落問題解決に対する思いを語り、「問題の解決を急ごうじゃないですか。結婚の問題だとか、自分に置き換えてごらんなさいよ。こんな腹立たしいことはない。破談に追いやられるような例がいまだにある。そんなことに見て見ぬふりをする文化国家なんてない。この問題を解決することにみんなで全力をあげよう」などと呼びかけた。
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