通勤種別と同様の運行形態をとる列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:55 UTC 版)
「列車種別」の記事における「通勤種別と同様の運行形態をとる列車」の解説
なお、「通勤」を冠さないが、通勤種別に近い運転形態を取る列車もあり、以下のものが挙げられる。 JR東日本 東北本線盛岡地区では朝の通勤時間帯に水沢発盛岡行き快速列車「アテルイ」が運行されている。通勤快速に近い運転形態であるが、毎日運転である。 JR西日本 JR西日本では通勤快速という種別は設定していないが、近い運転形態を取る列車として以下のものがある。 おおさか東線・関西本線(大和路線)で運行している「直通快速」は朝夕のラッシュ時に運行しているため、実質的に通勤快速に近い種別であるが、土曜・休日も運転されている。 阪和線で運行している「直通快速」は朝ラッシュ時に運行され、「紀州路快速」は朝ラッシュ時は日根野駅 - 和歌山駅間で快速運転を行う。 中国地方では快速「通勤ライナー」が運行されている。平日だけでなく、土曜・休日も運転されている。(山口線の場合はSLやまぐち号が運転される3月〜10月の土休日は時刻が被るため平日のみ運転)。その他、中国地方の快速列車には○○ライナーという愛称を持つものが多い。 かつての小田急電鉄 2018年3月16日までは小田原線・多摩線では、土曜・休日含むラッシュ時(平日朝千代田線方面行は新百合ヶ丘駅基準9時台のみ)、東京メトロ千代田線・常磐緩行線直通系統として、「多摩急行」が運転されていた。日中の急行通過駅に加え、向ヶ丘遊園駅を通過していた。この列車の1本直前または直後に、新宿駅行きの「急行」が運転され、向ヶ丘遊園駅に停車し、日中停車する経堂駅は通過するといった千鳥停車を採り、代々木上原駅で互いに接続し合うことで、新百合ヶ丘駅 - 代々木上原駅間の混雑緩和を図っていた。なお、平日多摩急行運転前の時間帯、同じく千代田線方面の列車として「急行」「準急」も運転され、こちらも新宿駅行きの急行と同様、向ヶ丘遊園駅(・百合ヶ丘駅・読売ランド前駅・生田駅)に停車し、経堂駅を通過するようにしていた。2018年3月17日改正より千代田線直通の「多摩急行」が廃止となり、代わりに新宿駅着「通勤急行」が設定され、前項で示した千鳥停車の方式に変更された。 かつての京成電鉄 2019年10月25日まで、本線・押上線(浅草線・京急本線・空港線直通含む)において、朝上り(京成上野・羽田空港・横浜方面)、夕下り(京成成田・成田空港方面)のみ「快速特急」が運行されていた(押上線押上駅 - 本線京成高砂駅間のみ日中も運行される)。2019年10月26日の改正後は、ラッシュ時のみならず日中にも本線京成上野駅 - 京成成田駅間の快速特急が運行されるようになった。平日に加え、土休日にも運行される。日中の特急の通過駅に加え、京成佐倉駅 - 京成成田駅間にも通過駅を有する。 阪神電気鉄道 阪神本線においては「通勤特急」の呼称を使わず、同様の列車として梅田行きのみ「区間特急」が運行されている。古くは三宮始発でかつ特急よりも停車駅の少ない時代もあったが、2009年ダイヤ改正から青木駅始発となり、香櫨園駅までは各駅に停車、朝ラッシュ時の直通特急の停車駅である西宮駅、尼崎駅を通過する一方、直通特急が通過する今津駅、野田駅に停車するという、千鳥停車方式を取っていた。2016年ダイヤ改正で御影駅始発となり、特急停車駅である魚崎駅と尼崎駅にも停車するようになった。
※この「通勤種別と同様の運行形態をとる列車」の解説は、「列車種別」の解説の一部です。
「通勤種別と同様の運行形態をとる列車」を含む「列車種別」の記事については、「列車種別」の概要を参照ください。
- 通勤種別と同様の運行形態をとる列車のページへのリンク