車掌見習い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/22 00:12 UTC 版)
榛葉貴之(しんば たかゆき) 大学院卒と高学歴、天才ではあるが慣習やメンタリティーに従わず、新米指導車掌である芹沢を低く見ていた。他の人を扇動、掌握する術を持っていてそこから「ヘルメス」というあだ名をつけられていた。 彼にとっては「車掌」を「運転士」を目指す為の中継地点としか思っておらず、合理化主義であるために誤解を受けやすく直球主義の芹沢と研修中も対立する事が多い。 その一方で、「師匠」にあたる芹沢を気遣う一面もあり、芹沢の転落事故を叱責する榎木田に対しても動じず(芹沢を)フォローしていた。 運転士を目指している為、「車両部」による引き抜きを断り「運輸部」残留を希望。 人見知りをするタイプらしく、いつも(芹沢の誘いすら断り)一人で食事をしている。また、偏食であり同期の真彩に心配されている。 家で緑藻類のボルボックスを飼育している。 徳田大典(とくだ だいすけ) 貴之の同期に当たる車掌見習い。「東凪鉄道」取締役の長男で、甘ちゃん坊ちゃんである(同期によれば大らかに見えて抜け目が無い)。大事な取締役の令息ということで、榎木田が彼の指導係を引き受けた。その為、毒舌家である榎木田も彼に対してはどうしても甘くなってしまう。 榎木田に最初、ゆるい勤務などを希望したが、芹沢の相棒・高村に叱咤されてリクエストを撤回した(芹沢と同じく宿直は苦手なようだが、高村に従い榎木田と一緒に入浴している)。 大の甘党でお菓子のことになると喜ぶが、榎木田に注意されてしまう。 家ではボルゾイ(ロシアのハウンド犬)のルスランとクララを飼育している。 大島に「徳田っち」、道晴に「徳田」と呼ばれている。 上杉真彩(うえすぎ まや) 貴之の同期に当たる車掌見習い。榎木田の独断で「妖怪」能見の弟子となった。熱血な性格だが、(はみ出し者である)能見や運転士・石動と組まされて、彼女なりの悩みも多い。スピンオフ「見習い車掌 真彩の日誌」の主人公でもある。 組まされている能見・石動に「マヤ」、同期の大島には「マヤっち」、貴之・篠田には「上杉さん」と呼ばれる。 親友・果恋に「気になる異性はいるか」といわれ、「同期車掌の男子が気がかり」と答えた(一歩引いた目線で観ていて、特に一匹狼の貴之を心配している)。 家では猫を飼っている。 大島健人(おおしま けんと) 貴之の同期、明朗でお調子者、タイプとしては高村に似ている。日々、新しい何かを求めている好奇心旺盛な青年。 小説を書くのが好きらしく、真彩を主人公にした話を執筆(別に他意は無い)、篠田や道晴たちに語っている。 家では犬を飼っている。 篠田譲(しのだ ゆずる) 貴之・大島たちと同期。シャイ(別の意味で小心者)な青年。家には妹がいる。真彩に対して秘かに思いを寄せている。 大島のことを「大島さん」と呼ぶ。真彩には「篠田君」と呼ばれる。 瀬戸道晴(せと みちはる) 大島・篠田とともに「モブ車掌見習いトリオ」とされる。暑がりで、年中半袖でも平気。アクションものが好き。
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