誕生の過程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 14:20 UTC 版)
安岡力也が1982年11月20日分の『オレたちひょうきん族』のコント劇(タケちゃんマン)に暴力団員役でゲスト出演した際、タケちゃんマンを呼ぶ為の道具の一つである「ホラ貝」の事を思わず間違って「ホタテ貝」と言ってしまったのがきっかけである。これを他の出演者が軽く冷やかしたところ、力也が「何だよ?そんなにおかしかったか!」と突如怒り出してしまい、スタジオ内にあるセットの大道具や小道具を投げ付けたりなぎ倒して大暴れとなり、他の出演者が血相を変えて逃げ出してしまうというハプニングとなった。 このような大騒動となってしまった原因は、後輩から馬鹿にされて屈辱だと思い込んだ力也が本気で怒ったという説、決して本気ではなく安岡がその場でわざとボケたという説、腫れ物に触るような雰囲気だったので怒った振りをしてビビらせたという説、事前の打ち合わせ通りで演技だったという説など、諸説は数々存在する[要出典]。 この「力也がホタテ貝に絡んで大暴れ」のシーンが当時話題になり、力也は「ホタテマン」として『ひょうきん族』にレギュラー出演するようになった。タケちゃんマンのコーナー内で誰かが「ホタテ」という言葉を思わず口にした際には、“ジョーズ”のテーマに合わせて力也が登場し、大暴れをして皆が逃げ出してわめいて大騒ぎになるのが定番パターンであった。当初は生身の力也が暴れていたが、番組内で「力也=ホタテ」というイメージが定着した事で、着ぐるみを付けた「ホタテマン」というキャラクターへと変化していった。 その後は、上記のパターンが「ワンパターン化」して飽きられたと判断されると1シーンのみの出落ち要員となり、途中からたまたま場面に居合わせた榎本三恵子演ずる「ハチの三恵子」に一目惚れをしてしまい、猛アタックの末に結婚。榎本と共に番組降板となった。 その後、最終回にゲスト出演した。後日安岡が不祥事で逮捕された際、ワイドショーの女性レポーターに「安岡さんは「ホタテマン」として子供達に夢を与えてきたのに、こんな事をして申し訳ないとは思いませんかね?」と質問をされていたというエピソードがある。
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