誕生までのいきさつ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/26 23:11 UTC 版)
「ハントンライス」の記事における「誕生までのいきさつ」の解説
1960年代後半、当時「ジャーマンベーカリー」の社長を務めていた山下昇が、金沢の中心地である片町にレストラン「ジャーマンベーカリーグリル」を出店する際、洋食部門のシェフたちと知恵を絞って考案したのが「ハントンライス」だった。 元々の考案者は、当時の料理長である。彼は、修行時代にご飯をパプリカとバターで味付けし、余ったマグロのフライなどを乗せた賄い料理を作っていた。このまかない料理をヒントに、若者に受ける料理として、味付けを日本人の好むケチャップに変えたのである。 この新しい「洋食」は若者を中心に人気となり、ジャーマンベーカリーが誇る人気メニューの一つにまで成長した。その後、独立した何人かのコックたちが、自分の店のメニューにハントンライスを加えていったことから、金沢市内の洋食店に広まっていった。発祥となった片町の店は閉店となったものの、金沢の特徴的な料理として現在も多くの人々に愛されている。
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