記念樹 (テレビドラマ)
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記念樹 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
企画 | 木下恵介 |
脚本 | 木下恵介、山田太一 |
演出 | 川頭義郎 |
出演者 | 馬淵晴子 高杉早苗 有川博 ほか |
製作 | |
プロデューサー | 小梶正治 |
制作 | TBS、木下恵介プロダクション |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 1966年4月5日 - 1967年2月14日 |
放送時間 | 火曜21:00 - 21:30 |
放送枠 | 木下恵介アワー |
放送分 | 30分 |
回数 | 46 |
『記念樹』(きねんじゅ)は、TBS系列の「木下恵介劇場」(大正製薬一社提供)にて放送されたテレビドラマ。第9回児童福祉文化賞〈放送(テレビ番組)部門〉受賞作品。優秀映画鑑賞会推薦。日本PTA全国協議会推薦。
放送データ
概要
木下恵介が、映画『永遠の人』(1961年)の舞台九州を旅行中に孤児院(現:児童養護施設)出身のタクシー運転手との出会いでドラマを着想。ドラマの「あかつき子供園」のモデル(ロケ地)は、神奈川県横浜市本牧にある「高風子供園」。
ストーリー
横浜の養護施設「あかつき子供園」の園児たちは、結婚して施設を去ることになった保母・池貝園子に小さな桜の苗木を贈る。その桜は、園子にとっても園を巣立った子供たちにとっても、何物にも代えがたい“記念樹”となった。15年後、交通事故で夫を亡くした園子は、あかつき子供園に戻っていた。園子の境遇を知ったかつての子供たちが相次いで園を訪れるが、15年の歳月はかつての子供たちの周囲を大きく変えていた……。毎回完結のストーリーの中に、彼らひとりひとりの人生の姿を映しながら、様々なエピソードを綴る、ヒューマニズムと善意に満ちた物語。
キャスト
- 池貝(旧姓:水原)園子:馬渕晴子 「あかつき子供園」保母
- 毛利敏子:高杉早苗 「あかつき子供園」園長
- 安藤一男:佐伯赫哉 「あかつき子供園」先生
- 池貝健:長谷川哲夫 園子の夫
- 山下久雄:有川博 「あかつき子供園」卒園生
- 伊藤信一:田村正和 神奈川県鎌倉市岡本の大船軒の弁当売り。「あかつき子供園」卒園生
- 吉岡一郎:松川勉 「あかつき子供園」卒園生
- 岩田稔:東京ぼん太 「あかつき子供園」卒園生
- 青葉まゆみ:仲宗根美樹 「あかつき子供園」卒園生
- 村越すえ:岸輝子
- 松本正子:亀井光代
- 竹山幸子:杉山徳子
- ミミー:松本典子 「あかつき子供園」卒園生
- 山西勇一:石立鉄男 「あかつき子供園」卒園生
- タカシ:江守徹
- 河村俊江:加藤勢津子
- 田代豊:山本豊三
- 杉山正夫:小坂一也 「あかつき子供園」卒園生
- 美代子:吉行和子 「あかつき子供園」卒園生
- 孝二:佐川ミツオ
- きよ子:阪口美奈子
- 宮本保男:工藤堅太郎
- 西田明:関口宏
- 幸夫:中野誠也
- 三谷陽平:山口崇
- 田島栄二:寺田農
- 礼子:吉田日出子
- 秋田ユリ子:佐々木愛
- 北原文夫:西川宏
- 節子:嘉手納清美
- 西沢信子:有川由紀
- 前田良平:樋浦勉
- 藤田高:早川保
- 努:林秀樹
- 田辺安夫:柴田侊彦
- 鈴木正子:北川めぐみ
- 岸田:大塚国夫
- 西川誠:笠井一彦
- 田川実:清川新吾
- 北川徹:原田芳雄
- 橋本保男:岩崎信忠
- 田川順三:津坂匡章
- ほか
スタッフ
- 原作・企画:木下恵介
- 脚本:木下恵介、山田太一、伴田英司、小出龍夫、楠田芳子、横堀幸司、菊地勉、森川英太郎、田向正健、久板栄二郎
- プロデューサー:小梶正治
- 音楽:木下忠司
- 撮影:渡辺浩、保積善三郎
- 美術:猪俣邦弘、出川三男
- 照明:戸井田康国、青本辰夫
- 編集:岸田和司、池田禅
- 助監督:中新井和夫、熊谷勲、大嶺俊順、堀内孝三、白木慶二、大江英夫
- 装置:中村文吾
- 装飾:深澤重雄、奥村松太郎、安田道三郎
- 記録:森崎則子、福島マリ
- 結髪:畔柳敞暢、菊地絹
- 進行:徳重里司
- 現像:東洋現像所
- 録音:松竹録音スタジオ
- 衣裳:東京衣裳
- 制作主任:石和薫、岸本公夫
- 主題歌:「記念樹」作詩・作曲:木下忠司、唄:小坂一也
- 監督:川頭義郎、今井雄五郎、中新井和夫、永塩良輔、野崎正郎
- 制作:松竹テレビ室、木下恵介プロダクション、TBS
放送リスト
回 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
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1 | 1966年4月5日 | 花に浮ぶ人 | 木下恵介 | 川頭義郎 |
2 | 1966年4月12日 | 散る花の言葉 | ||
3 | 1966年4月19日 | 別れ別れの歌 | ||
4 | 1966年4月26日 | 四月の涙 | 山田太一 | |
5 | 1966年5月3日 | 緑の風に聞けば | ||
6 | 1966年5月10日 | 消えて行く歌 | ||
7 | 1966年5月17日 | それぞれの女 | 木下恵介 | 今井雄五郎 |
8 | 1966年5月24日 | 兄さん お父さん | ||
9 | 1966年5月31日 | 人知れぬ吐息 | ||
10 | 1966年6月7日 | ジョニーが凱旋する時 | 山田太一 | |
11 | 1966年6月14日 | 六月のお母さん | 川頭義郎 | |
12 | 1966年6月21日 | 晴れて来る空に | ||
13 | 1966年6月28日 | 追憶の白い雲 | ||
14 | 1966年7月5日 | 入日の詩 | ||
15 | 1966年7月12日 | 別れの日の葉桜 | 木下恵介 | 今井雄五郎 |
16 | 1966年7月19日 | 汗のにじむ夢 | 山田太一 | |
17 | 1966年7月26日 | 小さい小さい貝殻に | 木下恵介 | |
18 | 1966年8月2日 | 終点で語る二人 | 山田太一 | |
19 | 1966年8月9日 | 俺のお嫁さん | 木下恵介 | 川頭義郎 |
20 | 1966年8月16日 | 十年目の父 | 山田太一 | |
21 | 1966年8月23日 | かげろうの行方 | ||
22 | 1966年8月30日 | さゝやく秋の真心 | 木下恵介 | |
23 | 1966年9月6日 | その心に降る雨 | 山田太一 | 今井雄五郎 |
24 | 1966年9月13日 | 秋の墓 | ||
25 | 1966年9月20日 | ある青年の靴 | ||
26 | 1966年9月27日 | 太郎の子守唄 | 木下恵介 | |
27 | 1966年10月4日 | 雲水の秋 | 川頭義郎 | |
28 | 1966年10月11日 | コンパクトの中の青空 | 伴田英司 | 今井雄五郎 |
29 | 1966年10月18日 | 遠く別れてもなお | 木下恵介 | 川頭義郎 |
30 | 1966年10月25日 | ペガサスの詩(うた) | 小出龍夫 | |
31 | 1966年11月1日 | 涙は誰れのために | 楠田芳子 | 今井雄五郎 |
32 | 1966年11月8日 | 砂の中の星屑 | 横堀幸司 | |
33 | 1966年11月15日 | 形見の勲章 | 木下恵介 菊地勉 |
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34 | 1966年11月22日 | 彼の行く道 | 森川英太郎 | 中新井和夫 |
35 | 1966年11月29日 | 黒い冬の謎 | 木下恵介 | 今井雄五郎 |
36 | 1966年12月6日 | 船を見に行く | 楠田芳子 | |
37 | 1966年12月13日 | 冬の旅 | 山田太一 | 川頭義郎 |
38 | 1966年12月20日 | 冬の銀河 | 木下恵介 | |
39 | 1966年12月27日 | 去り行く年 | 山田太一 | 永塩良輔 |
40 | 1967年1月3日 | 報恩記 | 木下恵介 | 川頭義郎 |
41 | 1967年1月10日 | 目覚時計の歌 | 山田太一 | 野崎正郎 |
42 | 1967年1月17日 | 風の音 | 田向正健 | |
43 | 1967年1月24日 | 春にさきがけて | 久板栄二郎 | 中新井和夫 |
44 | 1967年1月31日 | 佐渡は荒海 | 山田太一 | 川頭義郎 |
45 | 1967年2月7日 | 産ぶ声 | ||
46 | 1967年2月14日 | 記念樹よ!永遠に |
外部リンク
- TVドラマ DVD販売 | 木下惠介生誕100年 - 松竹株式会社(2012年9月26日にDVD-BOX発売)
- 木下恵介劇場 記念樹〔1〕 花に浮ぶ人 - 放送ライブラリー
- 記念樹 - テレビドラマデータベース
- 木下恵介シリーズ『記念樹』 - チバテレ
TBS 木下恵介劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
二人の星
(1965.10.5 - 1966.3.29) |
記念樹
(1966.4.5 - 1967.2.14) |
今年の恋
(1967.2.21 - 1967.4.11) |
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