芸術作品における扱い
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夏目漱石の『坊つちゃん』 正岡子規と交友のあった夏目漱石は、松山を舞台とした小説『坊つちやん』の中で道後温泉を取り上げており、道後温泉本館は「坊っちゃん湯」とも呼ばれる。明治28年4月に英語教師としてこの地に赴任した漱石は、子規や虚子としばしば道後に出かけ、「道後温泉はよほど立派なる建物にて、八銭出すと3階に上がり、茶を飲み、菓子を食い、湯に入れば頭まで石鹸で洗ってくれるような始末、随分結構に御座候」との手紙をしたためている。現在ある「坊っちゃんの間」は漱石をしのび造られたもので、娘婿松岡譲の命名になる。なお本館の東側には「坊つちやん」発表100年記念の石碑がある。 源氏物語に伊予の湯桁として登場 源氏物語の夕顔の巻に、伊予之介の上京を迎えて、「国の物語など申すに、湯桁は幾つと問わまほしく申せど……」とある。「伊予之介の(郷土の伊予の国の)」みやげ話などを聞きながら、あの有名な伊予の湯桁は幾つあるのかと、(光源氏が)聞いてみたくなった……」という意味で、当時の宮廷人や貴族階級など都人の会話の中で、非常にポピュラーな形で「伊予の湯桁」が登場していたことが伺える。 「湯桁」については、諸説あり、湯を張った浴槽そのものという説、湯壷と湯槽の中間的なもので、湯壷にいくつも板を縦に渡して、その上で沐浴を楽しんだという説、個人用の囲いという説、などがある。 『千と千尋の神隠し』のモデルとして スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』において、道後温泉本館が本作に登場する「油屋」のモデルの一つになったと明言されている。 「千と千尋の神隠し#舞台」および「道後温泉本館#エピソード」も参照
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芸術作品における扱い
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グレープが1975年に発売したアルバム『コミュニケーション』に、東慶寺を題材にした「縁切寺」が収録されている。(作詞・作曲・編曲:さだまさし) 縁切寺を題材とした歌を演歌歌手の若山かずさが2006年にリリースしている(タイトル:縁切寺/作詞:池田充男/作曲:叶弦大/編曲:南郷達也)。 縁切寺の東慶寺を題材にした2015年の映画『駆込み女と駆出し男』がある。
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