芸術作品の中でのカッコウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:57 UTC 版)
「カッコウ」の記事における「芸術作品の中でのカッコウ」の解説
音楽 いわゆる「鳩時計」は、ドイツのシュヴァルツヴァルト発祥で、もともとカッコウを模している。英語・ドイツ語を直訳するとカッコウ時計となるが日本では閑古鳥時計とすると縁起が悪いので変えられた。 ヨーロッパでもそのわかりやすい鳴き声は古くから親しまれており、様々な音楽に取り入れられている。「カッコウの動機」と呼ばれる。有名なところでは次の様な作品がある。 詳細は「de:Liste musikalischer Werke über den Kuckucksruf」を参照 『ロンド』(カッコウ) (ルイ=クロード・ダカン) 『おもちゃの交響曲』(エトムント・アンゲラー) 『第六交響曲』(田園)(ベートーヴェン) 『動物の謝肉祭』より「森の奥にすむカッコウ」(サン・サーンス) 『かっこうとナイチンゲール』(ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル) 『かっこうワルツ』(ヨハン・エマヌエル・ヨナーソン) 『春初めてのカッコウの声を聴いて』(フレデリック・ディーリアス、1912年) 『カッコウ (童謡) (ドイツ語版)』 など 文学 日本の文学作品の中でもカッコウが登場するものがある。 平安時代頃から、和歌などでホトトギスのことを「郭公」としているものがある。これはホトトギスとカッコウがよく似ていることから誤って記されたり読まれたものと考えられる。 『セロ弾きのゴーシュ』(宮沢賢治):主人公のもとにカッコウが訪ねてきて、音楽を教わる場面がある。 明治時代の詩人 北原白秋の詩「落葉松」(からまつ)の第7連に、閑古鳥(カッコウ)が出て来る。 その他 カッコーの巣の上で - アメリカの映画作品 未知空間の恐怖/光る眼 - イギリス・アメリカの映画作品でジョン・ウィンダムによる原作のSF小説「呪われた村」は原題をThe Midwich Cuckoos(ミドウィッチ村のカッコウ)という。
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