臓器売買グループの関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 06:11 UTC 版)
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神崎梨世(かんざき りよ) / 王梨世(ワン リーシー) 極秋会総合病院の心臓外科医。環の主治医。病院内におけるタカシの協力者であり、彼との肉体関係を持つセフレでもあるが、その正体は中国の中央部から指令を受ける工作員兼ハニートラップ要員。日本で生まれ育つが、両親共々に大陸系の帰化人。健康な心臓を渉に移植された後、環に移植された代わりの心臓が誰のものか突き止めることが任務である。 タカシが「愛玩人形」として溺愛する環が人間として復活しようとしており、その原因が琢磨に対する恋心だと気づく。また、タカシには思うところがある節を見せるようになっている。 加藤 善人(かとう よしと) タカシが信頼する臓器売買グループの一員。警視庁捜査一課の現職警察官であり、階級は警部。闇の人脈に通じており、商売敵のリュウに「先生」と呼ばれており、彼との関係を含めて謎が多い。冤罪を握り潰すことで警察の面目を守る主義。そのため、タカシとその思想ゆえに阿藤を殺した。 タカシの叔父にあたる人物・聡が院長だったころ、中国の黒社会のメンバーを全滅させた「子飼いの部下」と称してリュウを実行犯として使ったことをタカシに隠している。桜田に電話の内容を聞かれたかもしれないため、環と接触させまいと罠に嵌めた挙げ句、彼女を自身の監視下に置く。 リュウ / 劉達善(リウ ダーシ) / 斉藤達善(さいとう たつよし) 残留孤児の3世。チャイニーズマフィアの一員の男性。隻眼。老いたと口を滑らせたことと臓器売買の商品の元である「羊」を複数潰したことにより、元のボスに左眼の眼球を抉られて独眼になる。大陸、島、在日、残留の闇のネットワークに精通している。大陸でも日本でも残留風情がと蔑まされ、組織の方針を巡り水面下で対立していた大陸系黒幇(ヘイパン)のボスの1人である老大(ボス)「呉園良」を殺して組織を乗っ取った。日本の臓器売買の進出を狙う。民進党の次期総裁と目される松川議員に接近する。後にバック(曹)に切られて逃亡した松川の居場所を加藤に密告し、環か自分自身か選ぶよう迫って加藤と決別した。 環を「羊」にしようとして返り討ちに遭い、その後も悪夢に襲われるトラウマとなる。 徐永啓 大陸系の医師。日本語が少々おぼつかない。実は中国の解放軍の脱走兵であり、中国の高官専門の病院「301病院」にも勤務実績のある元軍医。最終的な階級は中尉。 曹国良 梨世の中国の中央政府での上司で「人民解放軍」の陰の実力者である総後勤部副部長。松川を大陸(中国)と日本を結ぶパイプ役という傀儡として活用していたが、金の臭いには敏感な黒社会の餌(情報)に釣られて造反を企んでいることを知り切り捨てた。タカシに商談を持ちかける。
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