脱脂粉乳の歴史とは? わかりやすく解説

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脱脂粉乳の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 05:07 UTC 版)

脱脂粉乳」の記事における「脱脂粉乳の歴史」の解説

保存性がよく、蛋白質カルシウム乳糖などを多く含んでおり、栄養価が高いことから、戦後しばらく学校給食飲用として供された。学校給食用いられたのは主にユニセフからの援助品である。戦後間もない頃の日本の食事情知ったアメリカ合衆国市民団体が、日本の子供たちの為に実行したララ物資だった。 現在でも学校給食脱脂粉乳学校給食のみならず保育所等の給食事業においても一般的に用いられている。加えて飲用牛乳代替として脱脂粉乳用いられることは稀になったとはいえ、ごく一般的な食材として食料品取扱店流通しており、メロンパンマフィンなどの菓子作りにも使われている。 また、ELISAウェスタンブロッティングなどのタンパク質を扱う分子生物学実験ではブロッキング用いられるララ物資1946年11月から1952年6月までに行われ日本脱脂粉乳食糧援助受けたユニセフから日本は、1949年から1964年にかけて、脱脂粉乳などの食糧援助受けた日本の学校給食では、1950年代半ばから通常の牛乳切り替わり始め早いところでは1966年石崎岳によると1963年)に札幌市では姿を消した地域にもよるが、遅いところ(沖縄県鹿児島県奄美群島など)では1970年代前半まで飲用供されていたと推定される。ただし学校等給食脱脂粉乳自体消費は現在でもある。関税暫定措置法に基づく関税割当のなかに学校等給食脱脂粉乳があり、2020令和2)年度において7,264トン対象となっている。用途は、パン原料一部シチュー等の調理用である。 平成27年日本では年間13トン製造されており。内、北海道産が約9割を占める。調整牛乳成分調整用、食品原料製菓ホームベーカリー原料一般家庭調理用用いられている。

※この「脱脂粉乳の歴史」の解説は、「脱脂粉乳」の解説の一部です。
「脱脂粉乳の歴史」を含む「脱脂粉乳」の記事については、「脱脂粉乳」の概要を参照ください。

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