編成・運用の変遷(0番台)
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「JR北海道789系電車」の記事における「編成・運用の変遷(0番台)」の解説
本系列の全般検査は、札幌市東区(苗穂駅隣接)の苗穂工場が全車を担当する。函館運輸所に所属していた時期は、苗穂工場までの途中区間に非電化区間があるため、ディーゼル機関車に牽引される形で同工場へ回送されていた。 2002年(平成14年)12月1日ダイヤ改正 2002年(平成14年)9月から10月にかけて、2両編成×4本(HE-101 - HE-104編成)と3両編成×5本(HE-201 - HE-205編成)の計23両が落成し、函館運輸所に新製配置された。同年10月9日に函館駅、14日に札幌駅・小樽駅で展示会が開催された後、11月3日と4日に青森駅 - 函館駅間で試乗会が行われた。 2002年(平成14年)12月1日の東北新幹線(盛岡駅 - 八戸駅間)延伸開業に伴い、以下の列車・編成で営業運転を開始した。通常期はHE-100編成とHE-200編成を連結した5両編成、繁忙期は青森方にHE-200編成を増結した8両編成で運転された。増結は必ず青森方に行われ、函館・八戸方のクロハ789形は常に編成の端となった。特急「スーパー白鳥」(八戸駅 - 函館駅間):4往復 特急「スーパー白鳥」:基本編成5両 + 増結編成3両で運転する場合(2002年12月1日 - 2016年3月21日) ← 八戸/新青森/函館 青森 → 編成基本編成増結編成HE-100編成HE-200編成HE-200編成号車12345678形式クロハ789-100 モハ788-100 モハ789-200 モハ788-200 クハ789-200 モハ789-200 モハ788-200 クハ789-200 2006年(平成18年)3月18日ダイヤ改正 同区間を並行して運転する特急「白鳥」(6両編成)と比較して本州区間での混雑が目立ったことと、特急「スーパー白鳥」増発による輸送力増強のため、2005年(平成17年)10月から12月にかけてサハ789形4両 (101 - 104) 、3両編成×1本(HE-105編成)、2両編成×2本(HE-301, HE-302編成)の計11両が追加製造され、函館運輸所に新製配置された。これに伴い、HE-100編成がサハ789形を追加した3両に変更され、通常期はHE-100編成とHE-200編成を連結した6両編成、繁忙期にはHE-300編成を青森方に増結した8両編成で運転されるようになった。ただし、HE-300編成の代用としてHE-100編成からサハ789形を外し、これに HE-200編成を2編成増結した2両 + 3両 + 3両の旧形態の編成で運転されることもあった。特急「スーパー白鳥」(八戸駅・青森駅 - 函館駅間):6往復 特急「つがる」(青森駅→八戸駅間、土曜日を中心に弘前駅始発で延長運転):6号 特急「スーパー白鳥」:基本編成6両 + 付属編成2両で運転する場合(2002年12月1日 - 2016年3月21日) ← 八戸/新青森/函館 青森 → 編成基本編成付属編成HE-100編成HE-200編成HE-300編成号車12345678形式クロハ789-100 モハ788-100 サハ789-100 モハ789-200 モハ788-200 クハ789-200 モハ788-300 クハ789-300 2010年(平成22年)12月4日ダイヤ改正 東北新幹線(八戸駅 - 新青森駅間)延伸開業に伴い、特急「スーパー白鳥」の運転区間が新青森駅・青森駅 - 函館駅間に変更されたほか、特急「つがる」の運転区間変更により本州内のみの運用は消滅した。繁忙期に使用されるHE-300編成については、同ダイヤ改正からは785系300番台(NE-303編成)との共通運用とされた。また、2011年(平成23年)4月20日に6両編成×1本(HE-106編成 + HE-206編成)が増備され、函館運輸所に配置された。 なお、新青森駅では線路容量の関係で長時間停車することが難しいため、回送列車として奥羽本線の津軽新城駅 - 新青森駅間を運転していた。また、特急「スーパー白鳥」の延長運転で弘前駅 - 新青森駅間に入線することがあったほか、試運転では秋田駅へ入線実績がある。特急「スーパー白鳥」(新青森駅・青森駅 - 函館駅間):8往復 2016年(平成28年)3月26日ダイヤ改正 北海道新幹線の新青森駅 - 新函館北斗駅間開業に伴い、特急「スーパー白鳥」が廃止され、基本番台の定期運用がいったん消滅した。なお、北海道新幹線の開業準備に伴う関連工事の影響で、特急「スーパー白鳥」としての営業運転は同年3月21日が最終日となった。
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