東海道新幹線からの撤退と16両編成運用の終了
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「新幹線100系電車」の記事における「東海道新幹線からの撤退と16両編成運用の終了」の解説
のぞみ型車両と呼ばれる300系のほか、500系、700系が登場した1990年代には新幹線の高速化が進み、走行性能的に0系と大差ないレベルの100系は高速ダイヤに対応することができなくなった。また、山陽新幹線区間単独での運用の場合、16両編成では1編成当たりの輸送量が過剰なため、V編成を中心に短編成化が進められた。そのため、車両自体の寿命を迎える前に大量淘汰を受けることとなった。 2000年5月31日、東海道新幹線において2003年10月1日のダイヤ改正で営業全列車の最高速度を270 km/hにすることが決定。 2002年11月23日、V編成の運用が終了し「こだま」用のK・P編成に組み替えられた。V編成の運用の変遷は「V編成 運用の変遷」の項を、さよなら運転は「『グランドひかり』さよなら運転」の項を各々参照。 以下、2003年5月以降のG編成は運用離脱状況を記す。5月1日時点で15本(G1 - G5, G7, G24, G32, G36, G40, G42, G44, G46 - G50編成)が在籍しており、ひかり1往復(名古屋駅 - 博多駅間)、こだま11往復(東京駅 - 新大阪駅間4往復、東京駅 - 名古屋駅間6往復、名古屋駅 - 新大阪駅間1往復)に充当されていたが、300系に置き換わる形で徐々に運用が減少していった。 2003年7月1日:こだま5往復10本での運用終了(うち5本は前日までで終了)。こだまは6往復(東京駅 - 新大阪駅間3往復、東京駅 - 名古屋駅間3往復)の運用に。 8月1日:こだま4往復8本での運用終了(うち4本は前日までで終了)。こだまは2往復(東京駅 - 新大阪駅間1往復、東京駅 - 名古屋駅間1往復)の運用に。 8月21日:ひかり179号(名古屋発博多行き)をもって定期列車における「ひかり」での運用終了。当日はG4編成が充当された。 8月30日:こだま402号(新大阪発東京行き)・こだま461号(東京発名古屋行き)での運用終了。 8月31日:こだま464号(名古屋発東京行き)・こだま425号(東京発新大阪行き)をもって東海道区間での定期運用終了。当日はG50編成が充当された。 9月16日:臨時のひかり309号(東京発新大阪行き)をもって東海道新幹線区間での営業運転終了(詳細後述)。 2004年1月22日:こだま651号(岡山発博多行き)をもって16両編成による営業運転終了。
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