編成・車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 09:53 UTC 版)
「あじあ」の編成は、進行方向から連結順に、機関車1両・テユ8形手荷物郵便車1両・ハ8形三等座席車2両・シ8形食堂車1両・ロ8形二等座席車1両・テンイ8形展望一等座席車1両より構成され、1編成あたりの旅客定員は274名(食堂車や展望室の座席は含まれない。内訳は一等30名、二等68名、三等176名)。朝に始発駅を出発し、夜に終着駅に到着するダイヤで運行されたため、寝台車の連結は無い。なお、必要がある場合には後方から2両目に一等車または二等車を1両増結することが可能だった。機関車は大連にある満鉄沙河口工場(後の大連機車車輛厰→大連機車車輛有限公司、現・中国中車大連機車車輛)と日本の川崎車輛で、流線形の「あじあ」専用客車はすべて沙河口工場で製作された。設計に当たっては川西航空機の協力の下、模型による風洞試験を実施しているが、すべて満鉄の自社設計によるものである。パシナ形機関車と専用客車を合計した1編成の製作費は1934年当時で50万円であった。
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