絵本と挿し絵とは? わかりやすく解説

絵本と挿し絵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 16:02 UTC 版)

薮内正幸」の記事における「絵本と挿し絵」の解説

1964年上京目的だった図鑑挿絵仕事なくなってとまどい落胆する薮内に、松居ソビエト連邦(現・ロシア連邦)の動物文学ビアンキ作品小ねずみピーク」と「くちばし」を示して絵本制作勧める1965年10月初めての絵本くちばし』がこどものとも115号として配本される。さまざまな形くちばしをもつたちが精確かつ生き生きえがかれ作品となった松居はこの絵本を「処女作とは思えぬ重厚な作品」「新し特筆すべき動物絵本作家登場」と高く評価する1966年11月福音館幼児絵本どうぶつのおやこ』(薮内画)が出版される。「子どもがはじめてであう絵本」として、背景省略し余白生かして動物たちの姿を明確にイメージ化したほんもの感じさせることができる絵」であり、そのころ主流であったおもちゃのような動物絵本とは一線を画するものであった1969年4月松居は子どものための新し科学絵本として「かがくのとも」を企画し、その創刊号に、科学的かつ子どもの好奇心を誘う力を持つ絵が描け画家として薮内起用し彼の挿絵による『しっぽのはたらき』(川田健文、今泉吉典監修)を配本する。 1970年西脇昌治著『くじら』(福音館科学の本)では、科学絵本としての精確さを持ちながら「劇的な物語性のある画面」を作ることに成功している。薮内会員であった日本哺乳動物学会会誌哺乳動物雑誌によれば同じく会員であった西脇昌治所属1965年東京大学海洋研究所所属変更されている。 1970年斎藤惇夫児童文学ガンバの冒険シリーズ第一作グリックの冒険』(斎藤惇夫 作、浜書店)の挿絵を描く。斉藤は「動物誤りなく正確に、しかも生き生き躍動的に、さらに物語担い手としての表情も描くことのできる画家」と薮内評し、さらに薮内から八丈島イタチ由来絶滅瀕しているニホンカワウソの話を聞いたことが、のちの『冒険者たち』や『ガンバとカワウソの冒険』を生むきっかけになった回想する

※この「絵本と挿し絵」の解説は、「薮内正幸」の解説の一部です。
「絵本と挿し絵」を含む「薮内正幸」の記事については、「薮内正幸」の概要を参照ください。

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