結末までのあらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:26 UTC 版)
「トップをねらえ2!」の記事における「結末までのあらすじ」の解説
前作から12,000年後の、遠い未来の太陽系。人類は「宇宙怪獣」と通称される存在と戦い続けており、その戦力となるのが「バスターマシン」と総称される兵器群と、「超・能力」によってそれを動かす「トップレス」と呼ばれる少年少女たちであった。そんなトップレスの中にあってバスターマシンの19番機「ディスヌフ」を駆り、撃墜王として最前線で戦うクールな少女、ラルクは、偶然顔見知りになったアンドロイドの少女、ノノから「お姉様」と慕われることになる。「ノノリリ」なる人物に憧れ、宇宙パイロットになることを目指しているノノは、小型の宇宙怪獣を生身で倒してしまうような型破りのアンドロイドだったが、バスターマシンを動かせる才能を持っているかどうかは不明であった。 冷淡にあしらわれてもラルクを慕うノノ、新型バスターマシンのパイロットの座を賭けてノノと争うことになるチコとの交流、そして宇宙怪獣と戦う日々といった出来事を交えつつ、物語の核心は土星の衛星タイタンの地下に埋まっている、異星人のバスターマシンと噂される変動重力源の正体へと移っていく。やがてチコとの競争に敗れたノノが自分のためのバスターマシンを探して冥王星へと向かうのと時を同じくして、タイタンで変動重力源の発掘が進められるが、埋まっていたのはバスターマシンではなく、人類に仇なす「本物の宇宙怪獣」であった。 ここで、長年に渡って人類側が信じ込んでいた思い違いが明らかになる。実は、今までトップレスたちが戦っていた相手は宇宙怪獣ではなく、過去の人類が本物の宇宙怪獣に対抗するために創造した無人のバスターマシン群であった。これら無人のバスターマシン群の活躍によって既に本物の宇宙怪獣は太陽系から駆逐されていたのだが、自己進化の果てに宇宙怪獣と似た姿を獲得した無人のバスターマシン群は、新世代の人類であるトップレスたちの超・能力を宇宙怪獣の反応と誤認識して攻撃していたのであり、両者は長年に渡って同士討ちを繰り返してきたのである。 本物の宇宙怪獣である変動重力源の強さは圧倒的で、かつてラルクたちと反目しつつも競い合ってきたトップレスたちも次々と戦死していく。一方、冥王星でもバスターマシンの入手に失敗したノノは、今までの自分が「バスターマシンがなければ戦えない」という思い込みに囚われ、戦えない理由を外部に求めていたことを自覚して恥じると共に、自分自身こそが過去の人類によって生み出された決戦兵器「バスターマシン7号」であったことを思い出す。ラルクの危機にワープで駆けつけたノノは、今まで宇宙怪獣と誤認されていた無人のバスターマシン群「バスター軍団」を統率しつつ変動重力源を圧倒し、生身で放ったビームによってこれを倒す。 しかし帰還したノノを待ち受けていたのは、軍人たちの腫れ物に触るような対応や、隔離され自暴自棄になったトップレスたちの嫉妬、そして最大の敵である巨大な本物の宇宙怪獣「エグゼリオ変動重力源」の脅威であった。ラルクとノノの心はすれ違いノノは人類と袂を分かつ。地球を犠牲にしてエグゼリオ変動重力源を倒そうとする人類に対し、ノノは地球を守ろうと孤軍奮闘する。最終的には製造当時の戦闘能力を取り戻したディスヌフと、トップレスとしての能力を失いつつも努力と根性に目覚めたラルクの奮起により、人類は地球を犠牲にすることなくエグゼリオ変動重力源を退ける。ラルクは無事生存するが、ノノはエグゼリオ変動重力源が持っていた特異点を処分するため、ラルクに別れを告げ人類の元を去った。 物語は、ノノが憧れ続けた12,000年前のバスターマシンのパイロット「ノノリリ」の帰還を、ラルクが待つ場面で締め括られる。
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