結末の相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 04:48 UTC 版)
イギリス版とアメリカ版とで結末が異なっている。星新一による日本語訳はアメリカ版に基づく。 アメリカ版では、孤島と化した別荘に隔絶されていたマイクとフィリスのもとにボッカー博士がヘリコプターで現れ、最近の経緯と、日本人が作った超音波を用いた新兵器による対抗作戦の開始を説明する。 イギリス版では、ボートで別荘に近づいてきた近隣の住民のラジオで経緯を聞く。住民はマイクとフィリスの名前がラジオで放送されていたと告げ「復興協議会」が設立されたことを伝える。
※この「結末の相違」の解説は、「海竜めざめる」の解説の一部です。
「結末の相違」を含む「海竜めざめる」の記事については、「海竜めざめる」の概要を参照ください。
結末の相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:39 UTC 版)
イソップ寓話のギリシャ語の原典は失われている。のちのラテン語の本では狼が食べたのは「羊」であり、ギリシャ語を含めて多くは狼が食べたのは「(羊の)群れ」もしくは「羊」となっている。タウンゼント版、チャーリス版、ヒューストン版などでも喰われたのは「羊」となっている。 日本ではこの話は古くは1593年(文禄2年)刊の『ESOPO NO FABVLAS』(イソポのハブラス/天草版イソップ物語)に「わらんべ(童)の羊を飼うたこと」として収録されている。狼に喰われたのは「羊」となっている。 1872年(明治5年)に福沢諭吉が"The Moral Class-Book"を翻訳した『童蒙教草』第26章に『信実を守る事(イ)羊飼ふ子供狼と呼びし事』としてこの寓話が掲載されている。それによればラストは「これがため夥多(あまた)の羊はみす/\(みすみす)狼に取られければ」となっている。同年に渡部温によって訳された『通俗伊蘇普物語』第三十には『牧童と狼の話』として紹介されていて、ラストは「数多の羊一疋も残らず皆狼に喰れける」となっている。 明治時代にイソップの話とは別に、嘘をついた少年が狼に食われるという訓話が、文部省の小学読本に存在している。『小学読本二之巻』(田中義廉 明治7年8月改正 文部省、初版明治6年)では、狼が少年を襲う挿絵とともに「狼のために、噛み殺されたり」となっている。また英語の学校教材として明治時代に使用された教科書、『ウィルソン氏第二リードル独案内』(明治18年3月出版)129ページでは「The wolf caught him, and came very near killing him.」となっている。 日本ではイソップの話であるとして、狼に食べられるのは羊ではなく「羊飼いの少年」とする寓話がいくつも存在する。『ポケット新譯イソップ物語』 1910年(明治43年)の岡村盛花堂出版 日野蕨・馬場直美著では、「(狼が来たと嘘をついた)平吉は獣の餌食となりました。」と結ばれている。その他、『イソップ物語』 1929年(昭和4年)にアルス出版から上梓された新村出著などのほか、八波則吉、波多野勤子、久保喬、立原えりかの児童書でもそのようになっている[信頼性要検証]。 アメリカの児童書では「少年」あるいは「羊」となっている。
※この「結末の相違」の解説は、「嘘をつく子供」の解説の一部です。
「結末の相違」を含む「嘘をつく子供」の記事については、「嘘をつく子供」の概要を参照ください。
- 結末の相違のページへのリンク