経路解説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 23:09 UTC 版)
「IRTノストランド・アベニュー線」の記事における「経路解説」の解説
ノストランド・アベニュー線となる複線の線路がIRTイースタン・パークウェイ線の緩行線からロジャーズ・アベニュー付近にあるロジャーズ・ジャンクションにおいて分岐し、ノストランド・アベニューへ向けて南へ曲がる。ノストランド・アベニューの下をそのまま走り、南側にあるクラウンハイツ(英語版)、プロスペクト・ルファーツ・ガーデンズ(英語版)、フラットブッシュ(英語版)、イースト・フラットブッシュそしてニューヨーク市立大学ブルックリン校といった地区を通る。路線の終点は、通常とは異なる終点構造になっているフラットブッシュ・アベニュー-ブルックリン・カレッジ駅である。この駅は、ニューヨーク市地下鉄網において物理的に終点となる駅では唯一、島式ホームではなく2面の対向式ホームになっており、シープスヘッド・ベイのヴーリーズ・アベニューへ向けて計画されていながら実現しなかったノストランド・アベニュー線の南への延長計画が可能なように2本の線路が敷かれている。2面のプラットホームは、南側の車止めの先でUの字を形成するようにつながっており、終点構造上の非効率性を幾分緩和している。この構造は非効率であり、後述するロジャーズ・ジャンクションの非効率性と相まって、ノストランド・アベニュー線の線路容量を制約している。このため、ラッシュ時の2系統と5系統の列車の中には、IRTニューロッツ線へ運行されるものがある。 IRTノストランド・アベニュー線のトンネルは、フラットブッシュ・アベニューとノストランド・アベニューの地点にある車止めを越えて先につながっている。トンネルはアベニューH方面へ数百フィート伸びている。2006年ころまでは、接着された格子がノストランド・アベニューに続いているのを見ることができた。新しい建設が進むにつれて、この格子は撤去された。駅の南側の出口が建設されるまでは、プラットホームと連絡する一時的な木製の階段が使われており、トンネルを旅客が直接見ることができた。 路線の容量を制約しているもう一方の要素が、IRTイースタン・パークウェイ線からIRTノストランド・アベニュー線が分岐する、ロジャーズ・アベニュー・ジャンクションの構造である。分岐点はノストランド・アベニュー線が建設された時に合わせて建設されたが、単にイースタン・パークウェイ線の緩行線にノストランド・アベニュー線を接続したのみであった。フランクリン・アベニュー駅から分岐点まで西から東へ、北行の緩行線が下層へと下っていき南行の緩行線の下に入る。その後、その時点ではまだ上層にある北行の急行線が下層へと下っていき、南行の急行線の直下に入って、複線の二層構造となる。 分岐点では、上層にある分岐器で南行の5系統の急行が緩行線に転線でき、また下層にある対応する分岐器で5系統の列車が北行の緩行線から急行線に転線ができる。このすぐ東で、本線の線路がいくぶん北側に寄り、そして本線の緩行線がノストランド・アベニュー線の線路となって、南へ向きを変える。南行プラットホームの南端に、廃止された信号扱所がある。 この分岐点は、ラッシュ時には大きなボトルネックとなっており、この構造を変更するにはイースタン・パークウェイ線の線路の配線変更などを含めた大規模な工事が必要となる。1968年にプログラム・フォー・アクションの一環として、混雑緩和の目的でこの分岐点の改築が計画された。しかし、財政問題によりこの計画は採用されなかった。
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経路解説
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「IRTイースタン・パークウェイ線」の記事における「経路解説」の解説
IRTイースタン・パークウェイ線は、IRTレキシントン・アベニュー線からジョレールモン・ストリート・トンネルを通ってブルックリンに入り、ボロー・ホール駅までトンネル名の由来となったジョレールモン・ストリートの下を通る。アダムズ・ストリートとボウルム・プラザの東で、IRTブロードウェイ-7番街線が合流し、フルトン・ストリート(英語版)の下を走り、続いて南東に向きを変えてフラットブッシュ・アベニュー(英語版)へ入り、ここではBMTブライトン線も一部区間で並走する。フラットブッシュ・アベニューでの最初の駅はネヴィンズ・ストリート駅で、この駅には下層に使われていない線路とホームがある。そしてアトランティック・アベニュー駅までがこの路線の最初に開通した区間である。バーゲン・ストリート駅とグランド・アーミー・プラザ駅の間で、BMTブライトン線の両側に線路が分岐する。 グランド・アーミー・プラザ駅の東では、イースタン・パークウェイ線の名前の由来となったイースタン・パークウェイの下に入り、ブルックリン美術館近くのイースタン・パークウェイ-ブルックリン美術館駅が最初の駅である。その次はブルックリン植物園(英語版)近くのフランクリン・アベニュー駅で、この駅には地上にあるBMTフランクリン・アベニュー線と、ノストランド分岐点のすぐ先で南側へ分岐していくIRTノストランド・アベニュー線も乗り入れている。残りの3か所の駅は、複線の線路の二層構造(下層に複線、上層に複線の複々線)になっており、各層にそれぞれプラットホームがある。その後、IRTイースタン・パークウェイ線は当初意図されていた終点よりも1ブロック東にあるラルフ・アベニューで終わっており、一方緩行線は南東に分岐してIRTニューロッツ線となり、バッファロー・アベニュー近くのリンカーン・テラス・パークで地上に顔を出す。
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