経営破綻問題とは? わかりやすく解説

経営破綻問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 14:29 UTC 版)

ベイサイドプレイス博多埠頭」の記事における「経営破綻問題」の解説

ベイサイドプレイス博多港再開発一環として計画された。1988年福岡市5%、博多港開発第三セクター10%福岡商事10%西日本不動産開発10%福岡地所10%のほか、九州電力など地場企業出資により資本金4億円で「サン・ピア博多」が設立され1991年6月ベイサイドプレイス博多オープンする社長歴代福岡市職員OB務め開業当時年間来場者数400万人超の市内有数集客施設であった。 しかし交通アクセス悪さ加えシーサイドももち市内大型商業施設競合し来場者減少するなどの要因のため、2000年3月期まで継続して赤字経営となっていた。2002年11月、ベイサイドシティ(株)運営する大型温浴施設博多一番風呂」や飲食店博多屋台街」などが開業して年間来場者数300万人台を回復するものの2005年6月急速な経営多角化による影響から同社自己破産申請同社ベイサイドプレイス経営する店舗は全25店中5店、床面積にして4分の1占めており、収入源の7割をテナント収入に頼るサン・ピア博多にとって経営上の打撃こうむった結果2005年9月民事再生法の適用福岡地裁申請し受理された。負債総額はおよそ39億円(うち金融債務は33億円)で、福岡市からの融資3億4,000万円債権放棄となったまた、福岡市出資する第三セクターで初の破綻となったが、この破綻福岡オリンピック構想への批判でも言及され山崎市政不信任に繋がる1つとなった破綻後サン・ピア博多資産九電工売却され負債整理当てられることとなる。九電工六本木ヒルズなどを手がける森ビル系列森ビル都市企画共同商業アミューズメント施設運営することを計画していたが頓挫そののち地元農水産物取り扱う市場レストラン中核として2010年3月リニューアルオープン。この再生計画経営再建中の民放FMラジオ局cross fmが加わることになり、再開併せ岩田屋天神本店新館1階設けていた天神きらめき通りスタジオ廃止してベイサイドプレイス移設した。2010年7月にはベイサイドプレイス利用促進周辺エリア整備進めるため、地場の有力企業などによる「ベイサイドプレイス博多協力会」が設立された。

※この「経営破綻問題」の解説は、「ベイサイドプレイス博多埠頭」の解説の一部です。
「経営破綻問題」を含む「ベイサイドプレイス博多埠頭」の記事については、「ベイサイドプレイス博多埠頭」の概要を参照ください。

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