第3楽章 Allegro. ataccaとは? わかりやすく解説

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第3楽章 Allegro. atacca

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:31 UTC 版)

交響曲第5番 (ベートーヴェン)」の記事における「第3楽章 Allegro. atacca」の解説

第3楽章冒頭部分 第3楽章フガート部分 第3楽章 Allegro. atacca ジーモン・シントラー指揮フルダ交響楽団 この音声映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声動画の再生ご覧くださいハ短調4分の3拍子複合三部形式であり、スケルツォ - トリオ - スケルツォ - コーダという構成を採る。 チェロコントラバスによる低音での分散和音のあとにホルンによって提示されるスケルツォ主題は、「運命主題」の冒頭休符取り去りスケルツォ3拍子にうまく当てはめたようなになっているトリオではハ長調転じチェロコントラバストリオ主題提示したあと、他の楽器がそれに重なっていく、フガートスタイルとっている。トリオのあと再びスケルツォ戻り不気味なコーダから、アタッカ次の楽章繋がってゆく。 ベルリオーズはこの楽章トリオ部分を「象のダンス」と形容した。また演奏会でこの曲を聴いた子ども時代ロベルト・シューマンは、不気味なコーダ部分差し掛かったときに、同伴していた大人に「とても怖い」と言った伝えられている。 なお、主部トリオ反復指示のある版もあり、指示に従って繰り返して演奏される場合もある。1968年ピエール・ブーレーズ弟子のカニジウス(Claus Canisius)の助言受けて第3楽章トリオの後ダ・カーポ最初から繰り返し)を行う五部形式をとった録音行い1977年にはペータース社からダ・カーポ採用したペーター・ギュルケ(ドイツ語版校訂新版刊行された。これは初版パート譜断片的に残っている音形を元にしたものだが、初版刊行後作成され筆写資料ダ・カーポ無しになっていることやベートーヴェンダ・カーポ削除指示した書簡残っていることから、1990年代入って刊行されブライトコプフ社のクライヴ・ブラウン(Clive Brown校訂による新原典版では「アド・リブ(任意)」とされ、2013年の新全集版でも括弧付き。ジョナサン・デル・マー(英語版校訂ベーレンライター版でも正式な採用はされていない。ただしフランツ・リストによるピアノ編曲版演奏したグレン・グールドをはじめ、ベーラ・ドラホシュ(英語版)、ノリントンホグウッドアーノンクールデル・マー使用と銘打ったジンマンなどリピート採用演奏CDになっているケース幾つもある。

※この「第3楽章 Allegro. atacca」の解説は、「交響曲第5番 (ベートーヴェン)」の解説の一部です。
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