第3の哨戒 1945年7月 - 8月・喪失とは? わかりやすく解説

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第3の哨戒 1945年7月 - 8月・喪失

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/14 04:57 UTC 版)

ブルヘッド (潜水艦)」の記事における「第3の哨戒 1945年7月 - 8月・喪失」の解説

7月31日ブルヘッド3回目の哨戒でキャピタイン (USS Capitaine, SS-336) 、パファー (USS Puffer, SS-268) と共にウルフパック構成し南シナ海向かった。この哨戒では9月5日までジャワ海南シナ海偵察したスービック湾帰投する予定であったブルヘッド8月6日ロンボク海峡通過した報告した。それがブルヘッドからの最後通信であった8月12日、キャピタインは自艦の8月13日の哨区到着予定しブルヘッド対しキャピタインとパファー偵察ライン翌日から引き継ぐよう通信行った。これに対す応答はなく、8月14日にキャピタインは「担当海域到着以来あらゆる手段行ってブルヘッド連絡を取ることはできなかった」と報告した当時ジャワ海にはブルヘッド、キャピタイン、パファーのほかに、イギリス海軍潜水艦タシターン (HMS Taciturn, P314) とソーロウ (HMS Thorough, P324) がブルヘッド担当海域と同じ位置存在していた。またこれより前にコッド (USS Cod, SS-224) とチュブ (USS Chub, SS-329) が同海域通過したが、日本軍対潜艦攻撃は何度も行われ、いつの攻撃ブルヘッド沈めたのか特定するのは困難である。しかしながら後述の2回の攻撃いずれかブルヘッド最期であった考えられている。 日本側の資料によると、8月6日午前8時過ぎバリ島デンパサル飛行場から飛来した、陸軍独立飛行73中隊九九式軍偵察機南緯0820東経11542分 / 南緯8.333度 東経115.700度 / -8.333; 115.700の地点浮上航行中潜水艦発見して60キロ爆弾爆撃し直撃弾2発を確認して撃沈確実」を報じた。翌8月7日には、海軍水上偵察機南緯0742東経11529分 / 南緯7.700度 東経115.483度 / -7.700; 115.483の地点潜水艦に対して爆弾4発を投じ、うち2発が至近となって油が流出した、とある。その位置はともにバリ島沖合であり、バリ島最高峰アグン山山頂ブルヘッドレーダー探知妨げ航空機接近探知することができなかったと考えられるまた、上記2つとは別に終戦後8月16日撃沈したという回想もあり、それによれば同日10時ごろに、海軍見張所からの報告受けた九九式軍偵察機ロンボク海峡南下中の潜水艦爆撃し、うち2発が潜航しかけた潜水艦艦首艦尾への至近となって攻撃後は潜水艦浮上せず、30分後にワーンという水中音と浮遊物確認したとある。ただし、木俣滋郎『敵潜水艦攻撃183ページでは、これは日付誤記としている。 ブルヘッド第二次世界大戦戦功で2個の従軍星章受章したブルヘッド第二次世界大戦において敵の攻撃失われた最後アメリカ海軍艦艇となったその日は奇しくも広島市への原子爆弾投下同日であった

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