第1号「友」
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第1号となる同人誌はテーマを、アジアにおいて広く普及している漢字によるテーマとすることが決定し、日本と台湾側で協議した結果、マンガサミット台湾大会に対し友情を以って支援する理念より「友」が選定され、2009年8月の発行を目指し準備が進められた。『友』では初めての企画となることから参加国を日本と台湾(後に韓国の1名が参加)に限定し、マンガサミット台湾大会以前に、同年8月12日から17日に開催される台湾漫画博覧会での販売を目標に編集計画が立案された。2009年1月23日に日台双方の事務方で編集作業に関連する企画書が準備され、オールカラー、セリフ無しのサイレントマンガ形式で作成し、完全な同人誌としてマンガサミットを運営するICC[要曖昧さ回避]とは無関係な自主的な位置づけとすることが決定、1月29日に日本側実行委員会の了承を得て正式に方針が決定された。 6月18日、日本側の実行委員となる木村直巳・御茶漬海苔・倉田よしみの3名が台湾を訪問、日本側16名、韓国1名の原稿を台湾に提出、台湾側15名とあわせ42名の作品の印刷が台湾で行われることになり、台北市内での協議の結果、印刷部数は1,000部とされた。 8月1日に印刷が完了、12日より台湾漫画博覧会で先行販売(500TWD)されている。また10月23日から開催された第10回マンガサミット台湾大会では、華山1914創意園区で開催されたマンガサミット原画展で販売され、抽選で選ばれた購入者に対する日台の作家10名によるサイン会が実施された。 なお日本での販売であるが、『友』はマンガサミット台湾大会の支援が目的としたことから、印刷部数のほとんどを台湾に割り当てたため、日本国内での一般販売は行わず、マンガジャパンなどの関係団体の会合などで頒布・販売されたのみとなっている(20冊のみ2010年12月のコミックマーケットで限定販売された) アジアマンガ同人誌「友」(2009年 第1号)日韓台漫画大師紀念專刊参加国・地域数参加漫画家数ページ数発行部数3 42名 336ページ 1,000部 参加漫画家(掲載順)日本 16名 有馬啓太郎・いわみせいじ・大石エリー・御茶漬海苔・一峰大二北川玲子・木村直巳・倉田よしみ・左近士諒・里中満智子志賀公江・つだゆみ・土山しげる・ビッグ錠・牧野圭一松田弘也e 台湾 15名 李勉之・柯光曜・黄俊雄・蕭言中・張放之・張海澄・朱鴻琦鐘孟舜・陳過・紫雷・曾建華・易水翔麟・楊懐浜・王平王金選 韓国 1名 李海京 書誌情報発行 日本「アジアマンガ同人誌」実行委員会(代表:木村直巳) 編集 中華動漫交流促進会・台北市漫画従業人員工会 総編集 朱鴻琦 責任編集 張蕙梅 デザイン 林晏傑 翻訳 川上聡史・淡江大学漫画研究室
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