笑い男事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:21 UTC 版)
「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の記事における「笑い男事件」の解説
世間では復活した笑い男について盛り上がっていた。草薙は、情報収集のため笑い男フリークが集うチャットルーム「LAUGHINGMAN ROOM」に参加する。様々な参加者がそれぞれの見解を語る中、その一人ベビー・ルースは最初の瀬良野氏誘拐には正義感が見えるが、その後の企業脅迫にはそれが無く、また、今回の総監暗殺予告は最初の事件に似ていると指摘する。さらにルースは、実はナナオの登録サーバーにハッキングしており、そこには遅効性ウィルスを使った企業脅迫の緻密な計画はあったが、総監暗殺計画は無かったという。ルースは瀬良野氏誘拐と総監暗殺予告こそ本物の笑い男で、それ以外は(荒巻が予想したように)警察の仕込みであり、ナナオもその手駒だったのではないかと推測する。最後、草薙はルースの見解を引き継ぐ形で、瀬良野氏誘拐と総監暗殺予告は超特A級のハッキング能力を持つ同一人物の仕業で他は模倣犯に過ぎないと総括する。と、そこで草薙はチャットルームの主催者であるオンバに意識を別空間に飛ばされ、そこで笑い男本人と思われる人物とネット上で出くわすが、そのまま接続が切れてしまい手がかりを失う(「ネットの闇に棲む男」)。 厚生労働省に大規模なハッキングが行われ、機密性の高い情報が盗まれる事件が起こる。調査の結果、ハッキング元は電脳不適応児を集めた授産施設であり、被害を受けたはずの厚生労働省の態度もおかしい。そこで荒巻はトグサに授産施設への単独での潜入捜査を命じる。独特で奇妙な施設に戸惑うトグサは、自閉した車椅子の青年アオイの面倒を任される。そのアオイのルームメイトの少年・黒羽とオンバは、授産施設の皆が尊敬するという団長の話をするなど、トグサは興味を惹かれる(また、視聴者にはオンバが、声や口調から「ネットの闇に棲む男」のチャットルームの主催者・オンバと同一人物だとわかる)。トグサは、J.D.サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の一節を見つけ、これが笑い男に関係する可能性に気づく。結局、所長に正体がバレ、トグサの内偵は失敗に終わるものの、視聴者には実はアオイこそ笑い男本人かつ、黒羽たちが話す団長の正体であり、授産施設に潜入して何らかの目的のために活動していたことが明かされる(「亜成虫の森で」)。
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「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の記事における「笑い男事件」の解説
6年前に起こったセラノ社の社長、瀬良野誘拐に始まる連続企業脅迫事件。犯人はリアルタイムに周囲の人間の電脳を書き換えることができる特A級のハッカーであり、自らの姿をテレビに露出しながらも、それを「笑い男のマーク」と呼ばれるシンボルで上書きし、マスクしてしまう。被害企業には多額の身代金が要求され、最終的に笑い男自ら終結宣言を出して姿を消し、迷宮入り事件となった。
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