空港の評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 17:27 UTC 版)
「ニノイ・アキノ国際空港」の記事における「空港の評価」の解説
CNNの観光ガイド「CNNGo」の「世界で最もムカつく空港ワースト10」においいて、第5位にランクインという不名誉な賞を与えられた。 2011年から2013年まで、Sleeping in Airportsの国際空港に関する利用者投票で「世界最悪空港ワースト1位」を3年連続で獲得している。ハード面に関しては、1981年の竣工後30年以上経過した第1空港ターミナルビルが槍玉に挙げられ、施工と保守管理の悪さ(動かないエスカレーターやエレベーター)もあって陳腐化が激しく、椅子の少なさ、建物の雨漏り、臭気が漂い水が流れない公衆便所などが悪評価の対象となった。また、ソフト面に関しては、入国審査係員の賄賂要求対応、ポーターやタクシー運転手の法外なぼったくり、強盗などが指摘されており、官民揃って空港の評判を落としている。これを受けて、フィリピン政府が13億ペソをかけて第1空港ターミナルビルの改修工事を実施し、2015年版ではワースト10から外れたものの、ターミナル間のアクセス性は未だに悪く、ターミナルビルの受け入れ可能人数の超過による離着陸便の遅延の常態化、レーダーなどの航空管制施設の老朽化により、ハード・ソフト両面を総合勘案して「東南アジア最悪の国際空港」と酷評されている。 2015年、乗客の手荷物に空港職員が銃弾をわざと仕込み、これと結託した保安検査員が「荷物から銃弾が見つかった」と言いがかりをつけ、利用客から現金を詐取する恐喝が横行している事が、Facebookユーザーの投稿により発覚した。同年10月1日に空港職員25人が停職処分を受けている。2015年版の Sleeping in Airports による「世界最悪空港ワースト10」にランクインしなかったものの、ニノイ・アキノ国際空港を利用する際は、係員による恐喝事件を防ぐために、「ボディーチェックをする係員と手荷物を検査する係員は犯行時に組んでいる可能性があるため、手荷物からは決して目を離さずに、怪しい動きをする係員を牽制させるよう自衛する必要である」と注意喚起している。と同時に、停職処分後も相変わらず空港職員による利用客に対する恐喝が続いていることから、ニノイ・アキノ国際空港が再び「世界一最悪な空港」の称号を受けるのは確実であると評論している。 空港周辺の道路の交通渋滞が慢性化しており、到着までの時間が全く見通せない状況である。搭乗手続き前までに充分な時間余裕を見積もらないと、搭乗便を乗り過ごすことになるため、利用時に注意が必要である。
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