県外出身者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 06:43 UTC 版)
犬飼 友栄(いぬかい ゆうえい) 福岡市出身。広島県外から集められた最初の「鬼」の一人。喧嘩が強い上に極めて凶暴で、福岡県内だけでなく九州全域にまで「狂犬」の悪名が轟いていた。 1983年12月24日深夜、加来・堤・田尾・樋口と共に鎖国島に送られ、先立って一人で島に上陸。東にそそのかされる形で東側のアジトに一人で殴りこみ、本気を出した真清と互角のタイマンを演じ、互いに実力を認め合い親友同士になった。その時の雰囲気が亡くなった内海鄭司に似ていたことから、内海を殺した自責の念から平和な国を作ろうとするケンエーを、真清やギッチョ、ガネと繋げる大きなきっかけとなった。その後は東側の一員として様々な行動・作戦に加わり、84年の脱出作戦にも参加したが、最終的には本土に向かう理由がない人間を島内に押し留める役割を担った。 加来 頼人(かく らいと) 北九州市出身。広島県外から集められた最初の「鬼」の一人。普段は臆病で大人しいが衝動を抑えられない性格で、強姦や窃盗の常習犯だった。 1983年12月24日深夜に鎖国島に入り、以降は堤・田尾と行動を共にするようになる。島入りの直後に樋口がマンバを気絶させ、口封じのために居合わせたハンニャも昏倒させた後西側に身を寄せ、堤・田尾と3人で改めてハンニャを殺害しようとしたところを花山に見つかり、激しい制裁を加えられて無理矢理引き出される形で母との面会に連れてこられた。帰島後、内田と榊原に島が支配されたことを知り、二人に顔を知られていない状況を生かし、堤と田尾の協力を得てどちら側にもつかない「ジョーカー」として身を隠した。 1984年の脱出計画では、鎖国島に平和な国を作るというケンエーの遺志に共鳴、コンを殺された怒りで殺戮を繰り返し我に返ったギッチョを、鎖国島で生きるために本土で大切な人との別れを済ませてこいと説得した。 堤(つつみ) 埼玉県出身。広島県外から集められた最初の「鬼」の一人。実家の児童養護施設「百合園」で母と共に子供の世話や不良少年の矯正に従事していたが、引き取られてきた樋口に母を強姦され、仇を討つため親友の田尾と共に鎖国島へ入った。 1984年の脱出騒動で、ギッチョと金田に倒されてから復活した樋口を刺したが、ギッチョに説得されてとどめは刺さず、そのまま島に残った。自分と母のしていた仕事を誇りに思い、本土にいたころから自分達のような人間が共存できる場所を作るという夢を持っていた。そのため脱出騒動ではケンエーの遺志に早くから共鳴している。 田尾(たお) 埼玉県出身。広島県外から集められた最初の「鬼」の一人。常にバンダナをしており、堤とは島入り前からの親友同士で、常に行動を共にしている。 王様を目指して鎖国島へ来たわけではないため、入島後は西側に身を寄せて大人しくしていたが、樋口がマンバを昏倒させたために成り行きでハンニャを気絶させ、口封じにハンニャを殺そうとして花山に見つかり、加来・田尾と3人で長期間に亘って制裁・暴行を受けた。花山と加来が面会で島を離れている側に西側に救出され、復讐を誓って堤と共に正式に西側の一員となったが、その後花山に挑むことはなかった。
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