登場人物に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 13:35 UTC 版)
「星のカービィ (アニメ)」の記事における「登場人物に関して」の解説
作中に人間(地球人)を登場させない方針であるため、ほとんどの人物が1頭身から3頭身のコミカルな姿をしており、主要キャラ以外は埴輪を思わせる姿である。 ゲーム版からのキャラクター(主に魔獣)は、初代『星のカービィ』・『夢の泉の物語』(および移植版の『夢の泉デラックス』)・『2』・『3』・『スーパーデラックス』からの出典だが、『64』のキャラは一切登場していない。 作風・世界設定の違いから原作から導入されたもので人物像等が大幅に変えられたものが多い。特に出番の多いカービィやデデデ大王はその傾向が顕著である。 カービィは主人公でありながら言葉を話さない(主に「ポヨ」と話す)という設定である。それは本来、遊ぶ人によってイメージが異なるゲームキャラであるカービィに固定的イメージを持たせないための配慮である。ただし、人名や食べ物の名前など簡単な単語なら片言で話すことができる。原作では(主に初代の取扱説明書などで)「若者」と設定されているが、本作では「赤ん坊に近いもの」と設定されている。戦闘中に技の名前を叫ぶことがあるが、これは彼の心の声が伝わっているという設定であり、実際に話しているわけではない。本編においての戦闘方法は殆どコピー能力のみである。能力の種類はゲーム出典が24種類、視聴者考案オリジナルが4種類、後述の特別編(番外編)オリジナルが1種類で合計29種類である。 デデデ大王は、ゲームでは悪事を行う事は何度かあっても単に自分勝手で単純な性格なだけで本質的には善良な人物だが、本作ではゲーム以上にかなりの悪事を平気で行う悪知恵の働く人物として描かれている。また基本的に絶対王政を乱用する独裁者として描かれているが、ゲームと同じく根は優しいととれる描写もある。一人称は「ワシ」で、いつも語尾に「ぞい」とつけて話す。 メタナイトは、コミカルな容姿のキャラクターが多くを占めるアニメ中で最もかっこいいキャラクターとして描かれている。これ以前のゲーム作品ではどれも敵として登場しているが、本作ではカービィ達の味方となっている(第3話までは、敵か味方か曖昧な人物として描かれている)。「メタナイト」という名前には「卿」という階級名が追加されている。原作で見せるコウモリのような翼や、仮面の下の素顔は本作では見せない。彼が登場するシーンでは殆どの場合、自身のマントで下半身を包んでおり、原作のようなマントを垂らした姿を見せることは少なめである。戦闘などに必要でない限り下半身や両手、剣を出すことはない。また、原作での性格がクール一点張りなのに対し、本作の彼は基本的にはクールで真面目な性格ではあるものの、時折お茶目、天然ボケ、ミステリアス、ナルシストな面も描写されている。アニメ以降は味方寄りのキャラクターとなった。
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