療養施設、ナーシングホーム
療養施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/23 08:29 UTC 版)
「バート・ザルツウフレン」の記事における「療養施設」の解説
バート・ザルツウフレンには、2つの温泉療養地域がある。クールパルクの西側がオーベルンベルク療養地区、東側にあるのがアーゼンベルク療養地区である。 製塩業の名残が、かつては全長 424 m、現在は 300 m の枝条架装置である。元々 4基あった枝条架装置のうち、2基が完全に保存されている。17世紀まで起源を遡ることができる第3の枝条架装置は老朽化のため取り壊さなければならなかったが、市議会の決議によって体験枝条架装置として再建され、2007年7月28日に完成式典が行われた。この枝条架装置は現在も療養目的で利用されている。流れ落ちる塩水によって枝条架装置付近の空気は、小さな水滴と結びついた塩分濃度が高くなる。塩分を含んだ空気を吸入することで気道を湿らせ、呼吸器系臓器の内壁に良い影響を及ぼす。この他に純粋な食塩の結晶が気道のバクテリアを浄化し、粘膜を収縮させる。 パルク通りクールハウス内のクール・ウント・シュタットテアター クールパルク内のヴァンデルハレ(1960年 – 1961年建造)とコンツェルトハレ(1962年 – 1963年建造)は1960年代の温泉建築の傑出した作例である。 クールガストツェントルム(療養客センター、1980年 – 1983年建造)はベーニシュ&パートナー建築事務所の設計である。1985年にノルトライン=ヴェストファーレン州のドイツ建築家同盟により表彰された。 パルク通りの療養施設や保養ホテルは典型的な温泉建築の作例である。これらの一部は老人ホームに改築されている。 耳鳴りの研究・治療のための研究所を持つヴィタールツェントルム ヴィタゾール・テルメは地下 1,080 m の 38 ℃の温泉水を使った塩水浴場、広々とした景観の中にあるサウナパーク、フィットネスクラブ、ビューティー・ウェルネスセンター、レストラン、スポーツ・運動療法、子供クラブを有している。 かつての温泉の建物は一部が遺されているが、別の目的に使用されている。「インハラトリウム」は医師フォーラムに、かつての「バーデハウス I」は民営のクリニック「ザリーネンパルク」に、かつての「レオポルトバート」はレストランとして活用されている。
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