男子の服装とは? わかりやすく解説

男子の服装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 14:56 UTC 版)

西欧の服飾 (13世紀)」の記事における「男子の服装」の解説

男子の服装はシュミーズ肌着)、コットなどのチュニック上衣)、ブレーズボン)、ショース靴下)、シュールコー外衣)、マントル外套)によって、一揃いとなっていた。 コットノルマン人農民着ていた細く狭い手首詰まった袖をもつチュニック原型とした衣装で、ゆるやかな袖のブリオーよりも活動向いていた。袖は、トルコ騎兵が着るドーラーマンと呼ばれる外套真似て袖付けが腰のあたりまで開いていて肘から手首までが細く腕にぴったり縫われた「ドルマンスリーブ」という型であった。袖は腕の形にぴったり合うように着用後に腕に沿って縫われていた。 シュールコーは、「タバード」ともいって鎖帷子の上重ねて着る陣羽織のようなものが日常となった物で、襟周りなどに毛皮付け豪華な外衣となっていった袖なしのものと袖のついたものがあるが、袖のついたものでも袖の下に穴が空いていてハンギングスリーブになり、腕を通せるようになっていた。シュールコー装飾的な意味が強い衣装だが、長く緩やかな袖とフードがついた茶色か黒のウール作られ厚手シュールコーは「ガルドコール」とも称して防寒具として、また雨具として用いられた。これに似ているが、フード付かず細い長袖がつくものは「エスクラヴィーヌ」という。 シュールコー同時期に使われ上着には、「シクラド」や「ローバ」がある。シクラドは西ゴート族から伝わった服で、シュールコーに似るが胴のところが区切られている。ローバアジアから伝わった服で、袖がなく腰を締めず着て襟ぐり刺繍がある。 基本構成前時代と全く変わらず衣装がより多様さを増したほかには本質的な違いはない。ただし、装飾についてはイタリアで捺染考案され以来さまざまな柄を楽しむようになっていた。戦場での識別のために陣羽織などに紋章を描くことはよく行われていたが、日常着にも紋章を散らすファッション生まれる。

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男子の服装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/07 05:11 UTC 版)

西欧の服飾 (14世紀)」の記事における「男子の服装」の解説

14世紀初めにイタリアから大胆なコット」を意味するコタルディという新式コット持ち込まれ都市若者の間で流行している。コタルディにははっきりと決まった形はないものの、襟ぐり広く開き全体的に丈が短く体にぴったりした従来よりも軽快活動的な衣装であった。ブルフに挟みこんでいショースも脚全体を覆うほど長くなり、腰から吊るすようになっている14世紀半ばに、プールポアン(ダブレット)という前開き刺子仕立て腰丈衣装流行するショースは腰を覆うほど長くなり、プールポアンとショースをエギュイエットという紐で結んで吊り股間にはブラゲット(コッドピース)という布を当てるようになった。これ以降前開きの上着と脚衣の組み合わせ西洋男性服の基本となる。 14世紀半ば衣服特徴は、肩パッド二の腕膨らみ(ムフル)や胃のあたりの詰め物など体型誇張したファッションである。このころ流行した袖の形として二の腕膨らませたマオワトル(羊脚型)袖がある。脚の貧弱な男性至ってふくらはぎにも詰め物がされることがあった。男性衣服が体の線をはっきりと出すものになってから、男女身体の違い強調されるようになっていく。 また、ミ・パルティという身頃二分割にする装飾このころ流行する

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/14 07:54 UTC 版)

西欧の服飾 (15世紀)」の記事における「男子の服装」の解説

この時代中世的な建築物思わせる大仰衣服隆盛すると同時にイタリアから始まるルネッサンス流れ生まれた開放的軽快衣服流行し始めている。

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