甲子園練習
全国高校野球選手権大会(甲子園)および選抜高校野球大会(センバツ)において、出場校が大会前に甲子園球場を使用して行う練習の通称。1校あたり30分ほど割り当てられ、矢継ぎ早に練習を行う。1日に10数校が甲子園練習を行う。
甲子園練習は試合本番と同じ甲子園球場のグラウンドの打席や守備位置に実際に立ち、球場の感覚を確認できる機会となる。レギュラーメンバーでなくても練習に参加できるため、レギュラー入りできず支援役にまわった部員が甲子園のグラウンドに立ち入ることのできるほぼ唯一の機会でもある。
開催回によっては、甲子園練習の実施が特殊な事情で見送られ、かわりに「甲子園見学」が実施されることがある。甲子園見学ではグラウンドに入って様子を確認することはできるものの、投球や打撃といった練習はできない。
甲子園練習
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 06:51 UTC 版)
選抜・選手権ともに大会の開幕前に、出場が決まった全代表チームによる阪神甲子園球場での事前練習(通称:甲子園練習)が行われる。大会開幕までに阪神甲子園球場のグラウンドの雰囲気を事前に確かめさせるという目的があり、大会開幕の概ね一週間前から、移動が容易な兵庫県や大阪府など主に近畿地方のチームから指名され順次行われている。1チームの練習に参加できる人数は選手・監督・部長・マネージャー等を含めて35人まで、割り当て時間は概ね30〜50分程度で、当日はバックネット裏の座席が開放されているため一般客も無料で練習風景を見学できる。ただし雨天などでグラウンドでの練習が中止となった場合は、代わりに隣接する室内練習場での調整となることもある(室内練習場には一般客向けの見学スペースはないため、この場合は非公開となる)。 なお、夏の選手権大会については、プロ野球阪神タイガースの公式戦日程との関係で、日にちによっては午前中のみとなる場合がある。また、1998年の第80回と2008年の第90回、2018年の第100回の各記念大会、および2015年の第97回(高校野球誕生100周年記念)では、それぞれ日程上の都合で甲子園練習が行われず、代わりに施設見学が行われた。第97回大会の施設見学会では出場チームごとに15分ずつの時間が与えられ、通常の甲子園練習と同じ要領のユニフォーム、またはその学校の制服を着用してグラウンドに下りてもらっての確認作業(ただし出場登録を済ませている選手に限る)と、球場各施設を見学する形を取っていた。第100回記念大会も同様に、各チーム15分ずつの時間が与えられ、選手たちがユニホーム姿でグラウンドに下りてその雰囲気を確認するなどした。
※この「甲子園練習」の解説は、「日本の高校野球」の解説の一部です。
「甲子園練習」を含む「日本の高校野球」の記事については、「日本の高校野球」の概要を参照ください。
- 甲子園練習のページへのリンク