牧場にあった異常な残骸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 16:35 UTC 版)
「ロズウェル事件」の記事における「牧場にあった異常な残骸」の解説
6月14日、農家ウィリアム・"マック"・ブレイゼルWilliam "Mac" Brazelは、フォスター牧場で働いている間に奇妙な残骸があることに気づいた。この牧場はロズウェルの北約70マイルにある、J・B・フォスターが所有する牧場で、ブレイゼルはその管理を任されていた。彼が残骸を発見した日の正確な日付(別の話では7月8日の「約3週間前」)は議論の的となっている。 しかし6月14日の日付は、数件の最初の話に繰り返し出てくる日付である。特に、ブレイゼルを引用する話と、話が知らされた数時間後に送られたジョージ・ウィルコックス保安官Sheriff George Wilcox(ブレイゼルが最初に連絡した人)を引用するテレックスの中に、この日付が出てくる。ロズウェル陸軍飛行場からの最初の報告によるとこの発見は「先週のいつか」であったが、その記述はブレイゼルが実際に言ったことの四次のまた聞き話であったらしく、保安官を発見について彼らに連絡した人物として言及している。ブレイゼルはロズウェル・デイリー・レコード紙Roswell Daily Recordに、彼と彼の息子が「広い範囲にゴムひも、スズ箔、いくぶん頑丈な紙、棒によって作られた輝いた残骸がある」のを見た、と話した。彼はそれに少ししか注意を払わなかったが、7月4日に彼の息子、妻、娘とともに戻って物体をかき集めた。もっと前にブレイゼルは物体の一部を収集しており、一緒にして包み、それをある藪の下に隠していた、と一部の話は叙述している。 次の日、ブレイゼルは「空飛ぶ円盤」についての報告を聞き、彼が拾い上げていた物がそれかも知れないと思った。7月7日、ブレイゼルはウィルコックス保安官と会い、彼が空飛ぶ円盤を見つけたかも知れないことを「秘密を打ち明けるように耳打ち」した。別の話はウィルコックスを引用してブレイゼルが物体を7月6日に報告したと言ったとしている。 ウィルコックス保安官はロズウェル陸軍飛行場に連絡した。ジェシー・マーセル少佐Major Jesse Marcelと「私服の男」がブレイゼルに同行して牧場へと戻りそこでさらなる破片が拾い上げられた。「"我々"は気象デバイスのさらなる部分を探すのに月曜"7月7日"の午後の2時間を費やした。我々は気象デバイスのスズ箔とゴムのパッチをもう少しだけ見つけた」、とマーセルは言った。。彼らは次に対象を再組み立てしようと試みた。しかしブレイゼルによると彼らはそれができなかった。翌朝マーセルは残骸をロズウェル陸軍飛行場へと持って行った。 「ロズウェル・デイリー・レコード」紙の1947年7月9日版は以下のように記述する。 「 「それを持ち上げていた気球は、それが機能していたときには、12フィートの長さがあったに違いない。彼が座っていた部屋のサイズから距離を見積もるとそうなる、"ブレイゼルは"そう感じた。ゴムはくすんだ灰色で直径約200ヤードの領域に渡って散らばっていた。残骸がかき集められたとき、スズ箔、紙、テープ、棒は長さ約3フィート、厚さ7〜8インチの束を作っていた。一方、ゴムは長さ約18〜20インチ、厚さ約8インチの束を作っていた。全体で重さは5ポンドあっただろうと、彼は見積もっていた。この領域にエンジンに使われたと思われるいかなる金属のサインもなかったし、いかなる種類のどんなプロペラのサインもなかったが、少なくとも一つのペーパーフィンがスズ箔の一部の上へと糊付けされていた。機器のどこにも単語は見つけられなかったが、パーツの一部には文字があった。かなりのスコッチテープと花柄がプリントされたテープが構造物に使われていた。ヒモもワイヤーも見つからなかったが、紙にヒモ通しの孔が開いていたことはある種のアタッチメントが使われていたことを示唆する」 」 テキサス州ダラスにあるFBI事務所からあるFBI事務所へ送られたテレックスは、7月8日に第8航空軍の一少佐を引用する: 「 「円盤は六角形の形であり気球からケーブルによって吊るされていた。気球は直径およそ20フィートだった。見つかった物体はレーダー反射板をつけた高高度気象観測用気球に似ているとCURTAN少佐がさらにアドバイスしたが、彼らの事務所と当基地の間の電話会談はこの確信を生じさせなかった」 」
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