牧場の牝系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 03:05 UTC 版)
上述の通りソシアルバターフライはトウショウ牧場の躍進に大きな影響を与えた。また、シスタートウショウの祖母に当たるローズトウショウ(藤正牧場産)から連なる系統は、数々の名馬を生んだ「シラオキ系」の大きな分枝である「ワカシラオキ系」のなかで最大勢力となっており、その子孫にはシスタートウショウのほか、GI・JpnI競走で7勝を挙げ中央競馬の殿堂入りしたウオッカ(カントリー牧場生産)、菊花賞優勝馬マチカネフクキタル(信成牧場生産)らがいる。マチカネフクキタルの母・アテナトウショウは本場から放出された牝馬で、菊花賞優勝時に場長の志村吉男が信成牧場へ祝福に駆けつけると、同場の場主から「すみません、申し訳ありません」と頭を下げられ恐縮したという話が伝えられている。ソシアルバターフライ、ローズトウショウ以外では、スイープトウショウが出たチャイナトウショウ系、ヌエボトウショウが出たビバドンナ系といった系統が知られる。
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