父の死と権力の継承とは? わかりやすく解説

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父の死と権力の継承

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 16:23 UTC 版)

金正恩」の記事における「父の死と権力の継承」の解説

2011年12月17日父親金正日死去12月19日北朝鮮国営マスメディアある朝中央放送によって金正日訃報発表された。これによって1994年から17年間に亘って続いた金正日体制終焉迎えた。そしてその三男である金正恩はこの訃報において「卓越した領導者」と呼称され、金正日政治的後継者である事が内外示された。以降金正日朝鮮人民軍最高司令官就任記念日にあたる12月24日には朝鮮労働党機関紙である『労働新聞』は金正恩を「最高司令官」「将軍」と呼称し、翌日には朝鮮中央通信が「革命武力最高指導者」と呼称、また「不世出の先軍統帥者」とも呼称 するなど、軍事指導者であることも示された。 12月20日錦繍山記念宮殿安置され金正日遺体メディア公開され金正恩が涙を流しながら父の遺体前に立つ場面報道された。12月28日平壌市内行われた父の国葬において、金正恩は軍・党・政府高官率いて金正日霊柩車付き従い、軍・党・政府から指導者としての支持得ていることが強調された。 12月29日金正日中央追悼大会挙行され党内序列2位にして対外的な元首役割果たしている最高人民会議常任委員長金永南追悼の辞で「権力継承問題は完全に解決した」とし、金正恩を「党・軍・人民の最高指導者」と呼称して金正恩権力継承を公式に宣言した12月30日朝鮮労働党中央委員会政治局会議において、亡父後任として朝鮮人民軍最高司令官推戴され同職就任した金正日の死によって空席となった朝鮮労働党の最高職である総書記国家の最高職である国防委員長継承する見られていたが、金正恩は両職とも「金正日永久に就くべき地位」であるとして就任せず、事実上廃止した2012年4月11日開催され第4回党代表者会において、金正恩総書記代わる党の最高職として新たに設置され第一書記推戴され政治局常務委員中央軍事委員会委員長にも就任した。そして、4月13日の第12期最高人民会議第5回会議において、「国防委員長」に代わって新設された「国防委員会第一委員長」に就任し金正恩正式に党・国家・軍三権を握る最高指導者となったのである同年7月17日党中央委員会などの決定により、朝鮮民主主義人民共和国元帥称号授与された。

※この「父の死と権力の継承」の解説は、「金正恩」の解説の一部です。
「父の死と権力の継承」を含む「金正恩」の記事については、「金正恩」の概要を参照ください。

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