国防委員会
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国防委員会(こくぼういいんかい)は、国防に関する事項をその権限とする委員会。立法府の議員によって構成されるもの(英国、中華人民共和国など)、行政官と軍人によって構成されるもの(旧ソ連、朝鮮民主主義人民共和国など)などがある。
関連項目
- 朝鮮民主主義人民共和国国防委員会 ー 国防に関する事項のみならず、国家主権の重要政策全般を取り扱っていた。2016年に朝鮮民主主義人民共和国国務委員会に改組され廃止。
- 朝鮮労働党中央軍事委員会
- 中華人民共和国国防委員会
- 中華人民共和国中央軍事委員会
- 中国共産党中央軍事委員会
国防委員会
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「朝鮮民主主義人民共和国の政治」の記事における「国防委員会」の解説
詳細は「朝鮮民主主義人民共和国国防委員会」を参照 金日成の時代には中央人民委員会の傘下機関に過ぎなかったが、金正日の時代になって国家機関の最高位に位置付けられた機関で、金正恩時代になって国務委員会に取って代わられ廃止された。改正前の憲法によると、「国防委員会は国家の権力を握る最高の軍指導機関であり、(中略)、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会の委員長はすべての軍を指揮し、すべての国防を指導する」とされていた。国防委員会委員長の座は「国家の最高機関」であると宣言されており、最高人民会議によって制定された法令によると「最高の行政当局」であるとされていた。国防委員会委員長は最高人民会議により選出・解任された。金正日が国家主席の制度を廃止し、国防委員会を通じて権力を掌握することで、金日成死後の過渡的な政権運営を公式に終わらせることを正確に予想できた者はほとんどいなかった。 1998年に改正された憲法では国防委員会の役割と地位が強調されていた。1998年の憲法では国防委員会を「軍を指揮し、軍事問題を処理する最高機関」であると定義していた。演説で金正日が国防委員会委員長に推薦され、金永南はこの国の政治、経済、軍事に関わるすべての問題を解決するため、国防委員会の委員長がこの国の最高の地位であると明言した。こうして金正日は現実的に国家の指導者となった。一方、外国訪問や外国要人の訪朝の際には最高人民会議常任委員長が国家の代表役を務め、2019年まで金永南がその任に就いていた。
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