演奏権(えんそうけん)
”演奏権”とは、公衆に直接聞かせるための演奏をコントロールできる権利です。演奏には、生演奏はもちろん、CDにて音楽を再生する場合も含む。
平成11年改正前は、名曲喫茶、ジャズ喫茶、ダンスホールなどを除く他の店では、レコードの再生演奏については、たとえ営利目的であっても著作者の許諾を必要としないという例外が設けられていた(附則14条)。しかし、現在ではそのような規定は廃止されているので、全ての業種において著作権者の承諾が必要となる。
演奏権には例外措置が設けられている。たとえば、非営利の場合の演奏等である(著作権法38条)。
演奏、上演、口述の関係は、著作権法上は以下のように取り扱っている。
演奏-歌唱を含むと定義
上演-演奏以外の方法で、著札物を演ずること
口述-著作物を口頭で公衆に伝達すること
演奏、上演、口述には、生以外の場合も含むが、公衆送信および上映にしない場合に限る。
(執筆:弁理士 松下正)
演奏権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 06:07 UTC 版)
「ニュージーランド・レコード産業協会」の記事における「演奏権」の解説
RIANZ の加入者の演奏権および放送権(これらはニュージーランドの法で制限される)は非営利のライセンス管理会社 PPNZ Music Licensing によって管理される。PPNZ はニュージーランド域内における、国内外の音楽レーベル、音楽家、販売店の権利を管理する。 PPNZ は、楽曲・ビデオの放送・コンサートから発生するライセンス料の徴収、権利者(これは RIANZ の加入者以外も含まれる)に対するライセンス料の配分について責任を持つ。PPNZ はあらゆる個人による・業務による演奏、公共空間(いわゆる一般家庭以外)での録音音楽の使用についてライセンスを認めることができる。公共空間とは、バー、カフェ、小売店、理容店、電話の保留音、スポーツ競技場、放送局、ジム、function centre など、録音音楽の演奏が発生する施設を指す。
※この「演奏権」の解説は、「ニュージーランド・レコード産業協会」の解説の一部です。
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