演奏会用アレグロとは? わかりやすく解説

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スクリャービン(スクリアビン):演奏会用アレグロ


グラナドス:演奏会用アレグロ


演奏会用アレグロ

英語表記/番号出版情報
エルガー:演奏会用アレグロConcert Allegro作曲年1901年 
ファリャ:演奏会用アレグロAllegro de concierto作曲年1903年 
ギロー:演奏会用アレグロAllegro de concert
ブルメンフェーリド:演奏会用アレグロ イ長調Allegro de concert, A-dur Op.7

ショパン:演奏会用アレグロ イ長調

英語表記/番号出版情報
ショパン:演奏会用アレグロ イ長調Allegro de concert A-Dur Op.46 CT1作曲年1834?-41年  出版年1842年  初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel  献呈先: Friederike M&uumlller

作品解説

2007年9月 執筆者: 齊藤 紀子

 18301841年にかけて作曲され1841年出版された。フリーデリケ・ミューラー嬢に捧げられている。2台ピアノもしくは独奏ピアノのため第3ピアノ・コンチェルトとして構想されたが、後年ピアノ・ソロ作品として書き改められ、仕上げられたとされている。このことを反映してか、ピアノ・コンチェルト第1楽章の形に近い。また、作風には、この頃知り合ったリスト影響明らかに見られ、それと同時に後期の作品、《幻想ポロネーズ》に通じるような手法見られる

 アレグロ・マエストーソで、イ長調の4分の4拍子書かれたこの作品は、40小節に及ぶ規模大き序奏開始し自由なソナタ形式捉えることができる。第41小節から開始する提示部第1主題は、イタリア・オペラのアリア思わせるものとなっている。それは、メロディーのみならず付随するパートオーケストラの諸楽器模倣するような音形やアーティキュレーションにも見られる。それに対し、第91小節から始まる第2主題は、ショパンノクターン思わせるものとなっている。この2つ主題の間には、カデンツァ挿入されている。第124小節からの展開部では、主として第1主題扱われる。そして、第200小節からの再現部においても、第1主題のみが展開されるその後、第228小節から、第2の展開部のような役割を果たす部分開始しオクターヴ特徴的なコーダ奏して曲を閉じる。 

Fryderyk Chopin “Allegro de concert; Variations, fur Klavier” ed. I.J. Paderewski, L. Bronarski, J. Turczynski Warszawa : Instytut Fryderyka Chopina 1956


演奏会用アレグロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/05/18 09:27 UTC 版)

演奏会用アレグロ(えんそうかいようアレグロ)




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