グラナドス:演奏会用アレグロ
英語表記/番号 | 出版情報 | |
---|---|---|
グラナドス:演奏会用アレグロ | Allegro de concierto | 作曲年: 1903年 出版年: 1906年 初版出版地/出版社: Unión misical española |
作品解説
嬰ハ長調、4分の2拍子、モルト・アレグロ、スピリトーソ。
この曲は、1903年の作曲コンクールで、審査員の全員一致で一位に輝いた曲である。
グラナドスの作品の中でも人気が高く、ステージで演奏されることも多い。
所要演奏時間は、10分前後。
非常に華やかな動きをみせる前奏部分に続き、甘く切ない歌が美しく歌われていく。シューマンやショパンの影響をうけたグラナドスの、ロマンティックな側面がよくあらわれている。一方で、オクターブを駆使した大胆な動きやかけめぐるアルぺッジョはリストの作品を想わせる。左手に支えられた推進力の中で、細かな音符を一つ一つ響かせて、全体の大きな響きをつくりあげていきたい。
ファリャ:演奏会用アレグロ
- Allegro de conciertoのページへのリンク