櫻の國
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櫻の國 | ||
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著者 | 大田洋子 | |
発行日 | 1940年10月 | |
発行元 | 朝日新聞社 | |
ジャンル | 長編小説 | |
国 | ![]() |
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言語 | 日本語 | |
ページ数 | 410 | |
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『櫻の國』(さくらのくに)は、大田洋子の長編小説。1940年(昭和15年)1月の朝日新聞創刊50周年記念一万円懸賞にて一等入選し、同年10月に朝日新聞社より刊行された。
概略
笹間三郎(上原謙)が宣撫官として中国大陸に渡ることで、恋人との間に起きるドラマを描いている。
映画の製作では北京・天津ロケーションも行われた。本来は105 分の作品だが、現存するものは短くされており、結末部分も欠けている。
あらすじ
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登場人物
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書誌情報
- 櫻の國(1940年10月、朝日新聞社)
- 近代女性作家精選集 第2期 第42巻 『桜の国』昭和15年(監修:尾形明子、2000年11月、ゆまに書房、ISBN 978-4-8433-0206-4)
映画
櫻の國 | |
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監督 | 渋谷実 |
脚本 | 池田忠雄 津路嘉郎 |
原作 | 大田洋子 |
音楽 | 浅井挙曄 |
撮影 | 長岡博之 |
編集 | 浜村義康 |
配給 | 松竹 |
公開 | ![]() |
上映時間 | 105分 |
製作国 | ![]() |
スタッフ
キャスト
- 笹間三郎 - 上原謙
- 駒ヒカル - 高峰三枝子
- 矢島新子 - 水戸光子
- 高島総一 - 笠智衆
- 笹野賢吉 - 斎藤達雄
- しづ枝 - 吉川満子
- 新子の母 - 葛城文子
- 石川 - 河村黎吉
- あき子 - 坪内美子
- 操 - 岡村文子
- 和子 - 森川まさみ
- 阿媽 - 高松栄子
- 看護婦 - 草香田鶴子
- 宣撫官 - 久保田勝巳
- 茂 - 児玉一郎
脚注
関連項目
外部リンク
桜の国(一)
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1987年(昭和62年)、春。中野区の桜並木の街の団地に祖母、父、弟と暮らす石川七波(いしかわ ななみ)は、小学5年生に進級して新しいクラスの友達ともすぐ打ち解ける一方で、隣の一軒家に住む利根東子(とね とうこ)とは違うクラスになっても親しい関係が続いている。しかし家に帰れば鍵っ子で、祖母の平野フジミは持病の喘息で入院する弟の凪生(なぎお)の見舞い、父の旭は仕事で留守である。七波は七波で野球チームの練習に毎日参加しているので、宿題の連絡帳にはいつも同じ内容しか書くことがない。ある日野球の練習中にボールが当たり、鼻血を出したために休憩を命じられた七波は、練習を抜け出し、偶然遭遇したピアノ教室に行く途中の東子を誘い、電車に乗って凪生の見舞いに行く。七波は拾い集めた桜の花びらを病室に散らし、東子は好きな曲の楽譜をプレゼントした上に他の楽譜を千切って病室に散らし、屋外に出られない凪生を励ますが、フジミに見つかり怒られる。帰り道に鼻血のことを訪ねられ、ふざけて仮病で応じる七波だが、フジミに頬をつねられる。父からも怒られると思った七波だが、その日の家の空気に微妙な違和感を感じる。 実は病院での検査の結果が思わしくなかったフジミは、その年の夏に死去。石川家は退院後の凪生の通院生活を優先させるために同年秋に桜並木の街を離れる。転校先で七波は東子の様なおとなしい子になることを目指すも、本性は隠し通せず冬にはとっくに諦めていた。
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「桜の国」の例文・使い方・用例・文例
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