栄光の発端とは? わかりやすく解説

栄光の発端

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 21:32 UTC 版)

アルファロメオ」の記事における「栄光の発端」の解説

1906年フランス自動車会社ダラック英語版)(Automobiles Darracq S.A.)と、ミラノのウーゴ・ステッラらが、ダラックイタリア法人「S.A.イタリアーナ・ダラック」(SAID) を設立した。その一方でステッラミラノ企業家集団は、1910年1月関連会社として「ロンバルダ自動車製造株式会社」(Anonima Lombarda Fabbrica Automobili 、A.L.F.A.)を設立した1910年6月24日経営危機喘ぐダラックは、「S.A.イタリアーナ・ダラック」を、A.L.F.A.に、18リラ売却した。 今に続くミラノ市章の赤十字とかつてミラノ支配したヴィスコンティ家家紋由来する人を飲み込む大蛇組み合わせた同社エンブレムには、当初ALFA MILANO」の文字刻まれていた。記念すべき最初生産車高性能な「24HP(英語版)」で、A.L.F.A. はこれを武器創業1年にして早くもレース走り始めその後も「30HP」「40-60HP(英語版)」の活躍によってスポーツカーメーカーとしての地歩を固めていった1918年ナポリ出身実業家ニコラ・ロメオニコラ・ロメオ技師有限会社吸収合併し、会社名ニコラ・ロメオ技師株式会社となった。そして1920年、1921M/Yの20-30 ES.Sport(英語版)のエンブレムに、旧ブランドの"ALFA"と新会社ロゴROMEO”を結んだブランド名ALFA-ROMEO”(-:ハイフン)が誕生するニコラ・ロメオは、レース販売促進でも技術力上で有益であることを理解していたので、ジュゼッペ・メロージ(英語版)をはじめとするアルファロメオ技術スタッフ更なる高性能スポーツカー開発没頭初期傑作RL英語版)」シリーズデビューする。「RL」はあらゆるレース大活躍し、アルファロメオ名声一気高めた。 これに勢い得た同社は、A.L.F.A. 創業時からの設計者ジュゼッペ・メロージによる「P1英語版)」で念願グランプリレース挑戦する。しかし、このマシン前年のグランプリチャンピオンマシン「フィアット804イタリア語版)」のデッド・コピーとも言われ、重い車重で全く競争力がなかった。そのマシン無理したためか、デビュー戦である1923年イタリアグランプリプラクティスにおいて、エースドライバーであり同年タルガフローリオクアドリフォリオ着け優勝したウーゴ・シヴォッチを事故失いチーム撤収してしまった。このままではグランプリレースから撤退憂き目にあいかねないと、エンツォ・フェラーリやルイジ・バルツィが、当時最強チームのひとつフィアット・グランプリ・チームの技術者だったヴィットリオ・ヤーノフィアット内部ゴタゴタ乗じて獲得する。 ヤーノはグランプリマシンの傑作P2英語版)」「P3英語版)」のほか、レーシングスポーツカーの「8C」シリーズ、高級実用車6C英語版)」シリーズなどを設計しアルファロメオの主要設計者として活躍した。この過程で、1930年代には市販型乗用車にまでもレースモデル同様に高度な設計DOHCエンジン搭載する、というアルファロメオ独特の伝統根付いた同時期には、前輪フェルディナント・ポルシェ特許トレーリングアーム式、後輪スイング・アクスル式をそれぞれ用いた全輪独立懸架化で、世界潮流先んじた

※この「栄光の発端」の解説は、「アルファロメオ」の解説の一部です。
「栄光の発端」を含む「アルファロメオ」の記事については、「アルファロメオ」の概要を参照ください。

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