柴門暖とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 08:18 UTC 版)
「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」の記事における「柴門暖とその関係者」の解説
柴門暖(さいもん だん) / モンテ・クリスト・真海(モンテ・クリスト・しんかい)〈26 → 41〉 演 - ディーン・フジオカ 本作の主人公で、原作におけるエドモン・ダンテス(モンテ・クリスト伯)に相当するキャラクター。 静岡県浜浦町にオフィスを置く守尾漁業の船員。明るく一途な性格で、英語が苦手など学はないが周囲から頼りにされていた。海難事故に巻き込まれた際、亡くなった船長から預かった手紙がきっかけで無実の罪を着せられ牢獄に送られてしまうが、ファリアとの出会いを契機に生きる希望を取り戻し、彼の下で学んだ後に脱獄を成功させる。一時故郷に滞在した後はシンガポール国籍の日系人としての身分を得て、ファリアの遺産を元手にわずか1年で投資家として大成。幸男たちに言葉巧みに近づき復讐のため策を巡らせる。 破滅させた幸男と清を拘束し、2人の本音の言葉を聞いた上で、すみれの「あなたと結婚する」という返事で心に区切りがついた彼は復讐計画の完結を宣言。幸男たちを解放して、自分は別荘に火を放ち、炎の中に姿を消した。 ファリア真海(ファリア しんかい) 演 - 田中泯 暖が牢獄で出会った老人。原作におけるファリア神父に相当するキャラクター。 ラデル共和国の元大統領だが、クーデターによって囚われの身となり20年もの時を地下牢で過ごしてきた。それでも脱獄のためトンネルを掘り続けていたが、2011年にたまたま暖のいる独房に出たことから彼を協力者とするようになり、共にトンネルを掘りながら様々な知識を与えた。しかし老衰によって脱獄するための力を失い、先祖代々受け継いできた資産に関する情報を暖に託し独房にて他界する。遺体は暖が脱獄する前にトンネルの中に隠し弔われた。 土屋慈(つちや しげる) 演 - 三浦誠己 真海が日本で行動する際に雇った秘書。原作におけるジョヴァンニ・ベルトゥッチオに相当するキャラクター。 少年時代から度々少年院の出入りを繰り返す等、素行が悪く犯罪に手を染めていた過去を持っている。22年前、空き巣に入った別荘で公平と留美の秘め事を偶然目撃し、生き埋めにされた赤ん坊(後の安堂完治)を救出したものの、持て余して電話ボックスに捨ててしまい、罪悪感にずっと苦しんでいた。その過去を突き止めた真海に雇われることになった。 真海の復讐には直接加担しておらず、彼の行動に恐れを抱いているものの彼の元を離れず、復讐劇の終盤では再び公平に生き埋めにされた安堂を助け病院に運んだ。 復讐劇終了後、安藤の意識が戻ったことを留美に告げた。 江田愛梨(えだ あいり) 演 - 桜井ユキ 幸男のマネージャー。原作におけるエデに相当するキャラクター。 日中ハーフで広東語が堪能。表向きは幸男のマネージャーとしてすみれからも信頼を得ているが、その正体はショーン・リーの娘エデルヴァ。両親を目の前で殺された上に自身は人身売買に遭い、男たちの慰み物にされていたが、半年前に真海に救出されたことで彼の協力者となり、素性を偽って幸男に近づいた。 両親を死に追いやった幸男への積年の憎悪と復讐のため真海に従い暗躍を続け、幸男が社会的に破滅した直後に正体を明かし自殺を要求するが、明日花からの電話で復讐心が揺らぎ、首を吊った直後の幸男を助けてしまう。それにより一度は真海に見限られたが、自ら彼のもとに戻り最後まで尽くし続けた。
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