東京温泉
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東京温泉(とうきょうおんせん)とは、かつて東京都中央区銀座に存在していた企業で、運営していた入浴施設名。1951年に許斐氏利が開業し、1993年に閉館した。東京で初めてサウナと銘打ち、箱型の1人用の蒸し風呂を置いたほか、サービスガールのマッサージが受けられた[1][2]。
- ^ 『あの人、この人の東京案内。 (Magazine House Mook)』マガジンハウス 2022.9、p100
- ^ a b c 『人格権侵害と言論・表現の自由』村上孝止 青弓社 2006 p153
- ^ 1951年東京銀座に東京温泉出現 サウナ業界の偉大な先達許斐氏利氏社団法人日本サウナ協会『SAUNQ』297号、2001年4月15日
- ^ a b c 『やくざと芸能と』なべおさみ、イーストプレス、2014年、p32-33
- ^ 東京温泉 日本プロファイル研究所/JPR
- ^ 『帰ってきた人間コク宝』吉田豪、コアマガジン(2018/05)「UZI―(祖父の許斐氏利は)アヘンのルートをゲトッて、それでだいぶ財を築いたっぽいです」の章
- ^ a b 裁判例要旨 - プライバシー編 香水風呂事件テレコムサービス協会
東京温泉(銀座6丁目)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 23:07 UTC 版)
許斐氏利が開業した日本初のサウナ施設。1951年(昭和26年)から1993年(平成5年)まで運営されていた入浴レジャー施設であり、蒸し風呂やミルク風呂などのほか、キャバレー、ホール、麻雀クラブ、食堂酒場と娯楽施設を備え、はとバスのコースになったこともあったという。また木村毅によるコラム『東京案内記』(黄土社、昭和26年刊)にも記され、また映画では成瀬巳喜男監督の「銀座化粧」やヤコペッティを一躍有名にしたモンド映画「世界残酷物語」の日本でのロケ地にも使われていた。 閉店後は銀座ウォール・ビルディング(通称ウォールビル)という名称の13階建て多目的ビルへと建て替え(1989年竣工)、主なテナントではフカヒレを売り物とし人気を得た中華料理の福臨門酒家(ビル所有者の交代に伴う賃上げのため2006年に5丁目の並木通り沿いへ移転)や英会話学校のラド・インターナショナルカレッジ日本校の銀座校、カラオケのパセラリゾーツ銀座店などが入居、なおビル上層部は賃貸住宅である銀座ウォールビルレジデンスとして営業している。 温泉内容 トルコ風呂(注: 日本において性的サービスを目的としたいわゆる特殊浴場を指す隠語としてこの語が使われる原因となったのが当温泉におけるこの名称であるが、当初はハンマームのようなあかすりやマッサージを提供する場として始めたものであった。性的サービスの「元祖」とされる場合もある。) 千人風呂 砂風呂 坊主地獄
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