札幌もいわ山ロープウェイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:58 UTC 版)
最初に札幌市交通局によってロープウェイが建設されたのは、観光自動車道と同じ1958年(昭和33年)で、7月5日より運行が開始された。3線並列循環式で8人乗りの小型のゴンドラ30台が1分間隔で発車し、高低差366メートル、全長(傾斜長)約1,200メートルを片道10分で登り下りしていた。この「藻岩山ロープウェイ」は、1972年(昭和47年)の札幌冬季オリンピック開催を迎えるにあたり、より安全性を図るため1970年(昭和45年)9月に運行を中止。翌1971年(昭和46年)に4線交走式で66人乗りのゴンドラ2台(こぶし号・はるにれ号)へと代わり、時間も片道5分に短縮された。 以前は、山上の「中腹展望台駅」からリフトに乗って山頂展望台に至っていた。1975年(昭和50年)、1976年(昭和51年)にリフトの大改修が行われたが、その後、老朽化のため2005年(平成17年)4月より休止。代わりに無料シャトルバス「もーりす号」を走らせ、冬季には雪上車が運行していた。 2010年(平成22年)4月より施設を休止して改装・整備された後、2011年(平成23年)12月23日より再開し、ゴンドラもまた新型にリニューアルされた。2基のゴンドラはそれぞれ藻岩山に生息するエゾフクロウ(銀色)、エゾリス(オレンジ色)をイメージしている。「もいわ山麓駅」から「もいわ中腹駅」間を運航し、中腹駅より「もーりすカー」に乗換えが可能である。 設備概要 運行間隔 - 15分 乗車定員 - 最大66名 乗車時間 - 約5分 距離 - 1.2km 時速 - 18km/h 利用料金 往復 - 一般1,200円、団体(15名以上)・65歳以上960円。小学生以下600円、団体(15名以上)480円。 片道 - 一般600円、団体(15名以上)・65歳以上480円。小学生以下300円、団体(15名以上)240円。 往復セット(ロープウェイ + もーりすカー) - 一般1,800、団体(15名以上)・65歳以上1,440円、市民1,000円。小学生以下900円、団体(15名以上)720円、市民500円。 片道セット(ロープウェイ + もーりすカー) - 一般900円、団体(15名以上)・65歳以上720円。小学生以下450円、団体(15名以上)360円。 年間パスポート(もーりすカーも利用可能) - 一般2,800円、65歳以上2,500円。小学生以下1,400円。
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