月香関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:41 UTC 版)
SYGNUSS(シグナス) 凶華(の精神であるヴァネッサ)が憑依している肉体の本来の持ち主。本人は月香の妹を名乗り月香も彼女を妹と呼んでいるが、実際は月香が自ら命を絶つために切り離した「生命を操る機能」に自我が芽生えた存在。SYGNUSSの名は、自死という「至愚を成す」という誕生のきっかけにちなんだもの。本来の機能でもある、他者から生気を吸い取る能力を持つ。また、吸い取った生気を別のものに与えることもできる。1000年前月香に肉体を蘇生されたものとその子孫はこの能力に耐性を持つが、子孫のすべてというわけではない(実際に、死神三番である知紅は生き延びたがその家族は死亡している)。 1000年前の悲劇から人間(主に大日本帝国の人間)を憎んでいるが現在では余りそういった面は目立たず、本来の素直で真面目で努力家な性格のためか、むしろ乱崎家の面々からは「ナス子」さんと呼ばれて家族のアイドルと化している。家族に慕われていることに対する凶華の嫉妬やよく似合うという理由から、「来るべき災厄」後の登場の度に可愛らしいコスプレをさせられている。 強欲王(ごうよくおう) 声 - 関智一 閻禍の残したもう1つの予言にあった「来るべき災厄」。その正体は、1000年前に月香に恋をした宇宙の神(管理人)。自分の理想とすることが現実に叶ってしまうほどの力を持ち、その強大な力は地球に騒動を招いてしまう。しかし彼自身は平和主義者で腰が低い純朴な人物であり、自分の悩みをまじめに聴いてくれた正夢町の面々と友情を築く。 アニメではコミカルさに拍車がかかっており、少しおっちょこちょいである。なお登場時は複数の矢のような棒が刺さった拘束具を纏って登場。これは地球を滅ぼしかねない自身の力をスポイルするものであり、全ての矢が抜けると解放されてしまうが、誤解した自衛隊の攻撃を受けて矢のほとんどが抜けてしまう。 OASIS(オアシス) 声 - 水樹奈々 強欲王が地球に来るのに便乗してやってきた宇宙人。外見は一本の長い三つ編みをした少女であり、その先端に第3の眼がある。「海」という惑星の出身で、全ての生命が水に溶け合っている「海」では珍しい自我を持った存在。「恋」とは何かという気持ちに悩み、まだ見ぬ恋の相手を探すために地球に降り立った。地球に来て最初に出会った凰火に懐き、恋をするが、振られる。地球にやって来たことで、故郷では知りえなかった「個人」というものの素晴らしさや悲しさを学んでいく。「来るべき災厄」の騒動の後、強欲王とともに宇宙のどこかで漂流していたが、いつの間にか地球に帰ってきては、ちょくちょく姿を現す。
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