最優先交渉者の決定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 14:14 UTC 版)
「ライトキューブ宇都宮」の記事における「最優先交渉者の決定」の解説
2002年(平成14年度)より準備を進めてきた、宇都宮駅東口地区整備の最優先交渉者を決める提案競技を、2003年(平成15年)度に実施した。 提案競技の概要は、宇都宮駅東口地区の市とJR東日本等が所有する約 7.3ヘクタールの区域における「まちづくり構想案」(宇都宮駅東口地区全体を対象にする将来的なまちづくりイメージ)と「事業計画案」(まちづくり構想案を実現するため、再開発地区の中央街区及びその他の街区に関する整備・管理・運営などの事業計画案の提案を求める)の2点の提案を求めるものであった 。 提案競技には「大和ハウス工業株式会社」 (代表企業:大和ハウス工業株式会社宇都宮支店)、「チームU-EAST」 (代表企業:三菱商事株式会社)、「駅東まちづくりグループ」(代表企業:株式会社価値総合研究所)、「グループ七七八」(代表企業:清水建設株式会社) 、「SUPER NOVA 200X」 (代表企業:株式会社大林組東京本社)、宇都宮CBX勉強会 (代表企業:富士通株式会社栃木支店)の6グループが参加し、審査の結果、「グループ七七八」(ぐるーぷしちしちはち)を最優先交渉者に決定した。 「グループ七七八」は、清水建設を代表に、隈研吾建築都市設計事務所、宮城俊作、荒井設計、医療法人社団全仁会、日神不動産、エステート住宅産業、環境整備、北関東綜合警備保障、大高商事、ライダース・パブリシティ宇都宮支店、大和工商リースさいたま支店、宇都宮ケーブルテレビ、学校法人大久保育英会、宇都宮ビジネス電子専門学校、株式会社サンシャイン、株式会社板屋、落合書店、ビックツリー、ジェイコムで構成された。 「グループ七七八」の提案概要概要説明整備コンセプト ●『七木 七水 八河原』の再現 江戸時代の宇都宮の名所『七木 七水 八河原』を駅東口地区の新しい都市空間の中に、 『七つの緑』、『七つの水』、『八つの広場』として再生。在住する人々や、働く人々に活力を与え、訪れる人々に憩いの場を提供。 ●『知』の基盤整備今回の開発を『人と情報の集積拠点』と位置付け、都心居住・学習拠点といった都市生活者の基盤整備を目指す。そのために広場やランドマークなどハードとしてのシンボル性とともに、情報交流拠点という形の見えにくいソフトとしてのシンボル性を提案する。 ① 宇都宮の新名所に相応しい魅力的都市空間の創造 ② 宇都宮シティセールスの舞台づくり ③ 企業グループによる事業マネジメント ④ 知産知承-新たな文化を生み続ける拠点 ⑤ 安心して暮らせるまち ⑥ 持続的な公民連携 ⑦ 融通性のあるまちづくりの7つのポイントを持つまちづくりを行う。 整備の概要 ●中央街区 (公共公益施設)・コンベンション施設、ショールームコンプレックス、観光情報物産センター、総合情報センター、生涯学習センター、次世代図書館、青少年センター等(民間施設) ・業務施設(工業団地に進出している企業のサテライトオフィスや教育機関のサテライトキャンパス等を誘致) ・商業施設(既存中心市街地との共生を考えた、文化・情報・健康面 で特色あるテナント構成により駅前の賑わいを演出) ・宿泊施設(宿泊に特化した100室程度のホテルを想定) ・駐車場 ●北街区:共同住宅、駐車場 ●南街区:医療・福祉施設、共同住宅、駐車場
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