曹軍
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曹操(声:大川透)(演:室龍規 / 室龍規) 基本的には『演義』に準ずる。 作中では漢の覇権を握らんとする冷酷な野心家として描かれているが、全ての災厄の大本である戦乱を早く終わらせ、民と国を安んずることを願う心中も明かされている。 竜娘々(真澄)との出会いを機に、民や配下に優しく接する一面も見られるようになった(部下の荀彧(演:木田健太 / 木田健太)にも「以前までの曹公とは明らかに違う」と評されている)。また竜の子(志狼)とも、赤壁の戦いを機に心を通わせており、『中原繚乱編』で自軍に迎えている。 曹仁(演:吉田宗洋 / - ) 基本的には『演義』に準ずるが、本作では2度も合戦に敗れたために将軍職を外されている。曹操の従兄弟で「影衆」なる集団の長。 『匈奴編』では、匈奴に協力を求めて彼らの地に赴くも、道中様々な妨害に遭う。しかし最終的には南匈奴と協力し摩牟(去卑)を倒すことに成功する。 志狼とは縁深く、志狼による度重なる敗戦で要職を外されていながら、志狼が曹操の配下となって以後は助言、口添え等尽力し助けたりもしている。 やられ役のイメージが強いが将軍を名乗る実力は有り、弱点さえ判れば僵尸鬼と化した虎豹騎とも戦える。 曹丕 曹操の長子で、そのことを何より誇りにしている。 『匈奴編』では曹仁と共に匈奴の地に赴いた。劉豹とはケンカ友達のような仲で、蓮花に好意を寄せている。 曹仁に、武術の才だけなら曹操をも上回ると評されるほどの剣捌きを見せる。弱点さえ判れば僵尸鬼の虎豹騎を倒すこともできる。 張遼 基本的には『演義』に準ずる。武力では曹軍一とされる、義に厚き忠臣。 赤壁の戦い後は徐晃と共に荊州を守備する。現在は征南将軍となった志狼の配下。 ラン 張遼の養女で、優れた剣の使い手。男勝りで義父同様義に厚く、時に愚直。実父である呂布を虚空に殺されていることから、彼に深い憎しみを抱いており、志狼と虚空の対決を実現させようと画策する。 『中原繚乱編』で呉軍兵の毒矢に倒れ、兄ライに看取られ死亡。死後、遺体はライによって埋葬された。 許褚(声:菅原淳一)(演:新田健太 / 新田健太) 基本的には『演義』に準ずる。曹軍随一の実力者で、曹操や真澄の護衛を務めるが、黄尸虎に対して「良くて相打ち」に持っていける程度らしい。 于禁 基本的には『演義』に準ずる。21巻での再登場時に同一人物とは思えないほどの変わりぶりを見せている。 夏侯惇(演:鵜飼主水 / 中村龍介) 基本的には『演義』に準ずる。『中原繚乱編』での竜騎兵は元夏侯惇の配下で、彼が鍛え上げた。 張郃 基本的には『演義』に準ずる。伊達風の若者然とした格好をしており、その武力は黄尸虎を一時退けるほど。ただし不死性を持った黄尸虎の体には通じなかった。 樂進 基本的には『演義』に準ずる。実直な武人。鉄の鎧をも切断するほどの剣術を持つ。黄尸虎の体の秘密を見抜き、策を用いて倒そうとするが、通じないことに気づく。深追いをせず張郃を止めるなど聡明さも合わせ持つ。 蔡瑁(演: - / 田中彪) 基本的には『演義』に準ずる。大幻に操られ真澄を奪われる原因を作るなど当初より志狼と因縁を持つ。その後は曹操の配下として荊州の王を目指す狭量な人物として描かれていたが、最期の時に彼の信念の一部が明らかになる。作者によれば言い訳的な側面もあるが、決して野望のためのみに生きていたわけではないとのこと。
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