曹操四天王
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夏侯惇(かこう とん、字・元譲) 声:草尾毅 / 田中一成(三国志大戦) / 三宅健太(三国志大戦(第2期)) 曹操の従兄・幼馴染であり、挙兵以来の最古参である「曹操四天王」の筆頭。他の四天王からは「惇兄(とんにぃ)」と呼ばれる。曹操陣営では唯一、曹操を字で呼び捨てにし、対等な口調で話すなど無二の親友として描かれ、曹操の型破りな言動に困惑しつつもそれを楽しみにしているきらいがある。剛悍にして柔軟であり、官渡の戦いにおいて曹操が将軍たちを皆暫定的に兵卒に落とした際、ただ一人忠実に兵卒としての役割に徹し、兵卒の視点から新たに戦を捉え直している。 作中で夏侯惇が左目を矢で射抜かれたのは董卓討伐の時で、正史とは違って早い時期に隻眼になっている。王欣太は描いていてもっとも楽しいキャラクターとして夏侯惇を挙げている。 夏侯淵(かこう えん、字・妙才) 声:稲田徹 / 掛川裕彦(三国志大戦) / 中村悠一(三国志大戦(第2期)) 「曹操四天王」の一人。曹操の従兄・幼馴染で、夏侯惇の従弟。弓の名手で剛弓の描写が多い。許褚の人物評では「狼」。前半は目立った活躍の場はないが、赤壁の戦い後は曹操に「王たる将」となるよう諭され、一方面の司令官としてだけでなく、天下全体の政を見据えて戦を行うようになる。定軍山にて劉備に己の全てを懸けて挑むも一歩及ばず戦死する。 曹仁(そう じん、字・子孝) 声:千葉一伸(幼少期:高城元気) / 田中一成(三国志大戦) 「曹操四天王」の一人。曹操の従兄(親兄弟が養子なので血は繋がらない)。正史である168年生まれよりも大分年長となっており幼馴染として第1話より登場する。年少時は端正な顔立ちであるものの、中年になる頃には完全に頭が禿げあがり恰幅も良くなった。物語前半では戦果を挙げられずに空回りしがちな役回りを演じたが官渡の戦いにおいて覚醒、次第に戦歴を重ねて成長し後半では厳格で有能な猛将となった。苦境に立たされる程本領を発揮するらしく、自分を弱く見せて相手を油断させて返り討ちにする場面が見られる。 曹洪(そう こう、字・子廉) 声:江川央生 「曹操四天王」の一人。曹操の従兄(血は繋がらない)で幼馴染。前半に目立ったキャラクター付けはされていなかったが、後半では「鬼教官」として味方はもとより敵将の戦いぶりまでを冷静に見定める。蓄財に熱心だったという史実の逸話から、周りの将らに憚ることなく報酬を要求するなど、財貨に貪欲な本性をさらけ出す。下弁での張飛との一騎討ちで左腕を失うが顔色一つ変えず指揮を執り続けた。
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