普通名称化した商標の例とは? わかりやすく解説

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普通名称化した商標の例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 03:53 UTC 版)

商標の普通名称化」の記事における「普通名称化した商標の例」の解説

詳細は「普通名称化した商標一覧」を参照 普通名称化した商標の例としては、以下のようなものがある。 日本語エスカレーター 正露丸 メカトロニクス 魔法瓶 - (サーモスブランド名ういろう プリント倶楽部 - 一般的にはプリクラ」と略されている。 英語Escalator(「エスカレーター」) Videotape(「ビデオテープ」、アンペックスブランド名heroin(「ヘロイン」、バイエルブランド名Floor tomドラム一種ポーランド語の「rower」(「自転車」の意。ローバーブランド名階段昇降機を表す「エスカレーター」は、当初米国オーチス・エレベータ・カンパニー製造販売する当該種類商品表示する商標として需要者認識されていた。しかし、現在は階段昇降機を表す一般的名称として認識され他社製造販売する階段昇降機にも「エスカレーター」の名称が使用されている。階段昇降機に「エスカレーター」の名称を付して販売しても、それがオーチス社の商品であると意識されることはない。 日局クレオソート主成分とした整腸剤を表す「正露丸」は、1954年昭和29年10月にいったんは商標登録された。しかし、その後無効審判請求受けて当該商標が既に普通名称化したことを理由として商標登録無効とする審決出された。商標権者はそれを不服として審決取消訴訟提起するが、最高裁判所において審決維持された(最高裁判所判決昭和49年1974年3月5日)。「正露丸」なる名称は、既にクレオソート主成分とした整腸剤を表す普通名称となっていたことが認定された。 機械工学電子工学融合した学問・技術分野を示す「メカトロニクス」は、1969年安川電機技術者森徹郎によって発表され概念で、1972年同社登録商標として登録された。現在ではこのような学問分野を示す一般的名称となっている。 保温性の高い容器のことを指す「魔法瓶」は、元々1911年国産品第1号開発した日本電球商標だったが、同社登録商標としなかったため、現在は一般名称となっている。JISの一覧にも、「規格番号JIS S 2053』・名称『ステンレス鋼まほうびん』」という区分がある。 ちなみに一部の国で多いものとして、日本におけるセスナ軽飛行機代名詞)や東南アジアにおけるHondaバイク)の例もある。 また、完全に普通名称化したとまではされていないものの「宅急便」(ヤマト運輸登録商標)や「エレクトーン」(ヤマハ登録商標)のように、代名詞的な使用法広く普及しているものもある。

※この「普通名称化した商標の例」の解説は、「商標の普通名称化」の解説の一部です。
「普通名称化した商標の例」を含む「商標の普通名称化」の記事については、「商標の普通名称化」の概要を参照ください。

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